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「貸し農園」2023年の記録

今年の貸し農園について、畑の風景や収穫の写真を見ながら、2年目のシーズンをまとめておきたいと思い、記事を作成しました。⬇️
(※有料マガジン『菜園便り2023総集編』から畑に関する記述だけを抜粋し、再編集したものです)。

それでは、早速始めます。

まず、今年試してみたことを整理します。

①去年はEM肥料を使い、普通に畝を並べた。畑の雑草はできるだけ抜き取った。
    ⬇️
今年は、EM肥料を使ったが、追肥は行わなかった。通路は草取りして、畝の雑草はあまり抜き取らなかった。畝は個性的にデザインして、形態を楽しんだ。

二重のコの字型の畝の内部に3つの広場のイメージ

②今年は、中玉トマト、平さやいんげん、赤カブ、食用ほおずき、小松菜、枝豆を初めて栽培した。

かわいい食用ほおずき

③ミニトマトを横に寝せて、茎から根が生える様子を観察した。

奇跡のリンゴ農家木村秋則さんが勧める横植え
季節の写真①春の盛岡市中央公園(4月27日)

さて、ここからは4月29日の畑の貸出日から11月30日の返却日まで順に追っていきます。

貸し出し時(4月29日)の畑の写真はありませんが、「土」の写真がありましたので代用します。これがスタートの風景になります。

約5.5m× 5.5mのなにもない畑からの出発

夏の収穫に向けて5月連休にまいた種は、二十日大根、大根、ししとう、オクラ、ミニトマト、サラダ菜、サニーレタス、ピーマン、平さやいんげん、ほうれん草、ジャーマンカモミール、にんじんの12種でした。

苗植は、ピーマン(2)、ししとう(2)、中玉トマト(1)、黄色のミニトマト(1)、枝豆(1)の7種。

去年の種や他の畑から種が飛んできて発芽したのは、青紫蘇、赤紫蘇、じゃがいも、食用ほおずきの4種でした。

6月に入ると土だけだった畑から野菜が芽を出し、それに負けじと雑草も伸び始めました。土には奇跡的な創造力があることがわかりますね。わずか45日ほどでこれですよ(6月14日)。

黄緑色の花を咲かせたようなサラダ菜(6月14日)

今年初めての収穫(6月14日)はやはり二十日大根でした。どうです?みんな美人さんでしょ😃

収穫第1号はやっぱり二十日大根(6月14日)

季節は梅雨真っ最中。7月13日の畑はこんな感じでした。今年は春大根とししとうが不調。去年はこの2つとサニーレタスが豊作MVPだったのに、2年連続は難しかったなあ。それでも、写真からは、土と植物の繁栄パワーが溢れています😄

春大根、サニーレタス、ミニトマト(7月13日)

下の写真(7月17日の収穫)の奥がサラダ菜、手前はサニーレタス、春大根と痩せ気味のにんじん。7月はサニーレタスとサラダ菜が収穫の中心でした。どちらも去年の7割程度の収穫でしたが、十分楽しめました。

7月17日の収穫、梅雨時らしい土化粧の面々

この百年でぶっちぎりの猛暑となった今年の8月。もう、野菜も雑草もびっくりだったことでしょう。しかし、こんな夏はアフリカ原産のオクラとモロヘイヤが大活躍!今年の夏野菜の豊作MVPはオクラに決まりました👏

猛暑から私の体を守ってくれたのは、飲み放題の赤紫蘇ジュースと青紫蘇ジュース、そして、食べ放題のオクラのネバネバ丼でした。ありがとうございました😆💕✨

ほんとにきれいだね☺️(8月11日の収穫)

8月上旬に畑の生命力はピークに至ります。しかし、8月下旬になると、秋野菜畑への切り換え時となり、ひと月ばかり、少々畑は静けさを取り戻します。種まきに備え、7割くらい雑草も抜いたのでこんな風景になりました。いよいよ秋野菜スタートです。

秋野菜畑への切り換え(8月25日)

さて、9月に入りました。写真は9月18日のものです。左からにんじん、秋大根。真ん中の下から二十日大根、ピーマン、白菜ネット、花咲くオクラ。右奥には、平さやいんげんもがんばっています。

ネットの中に幼稚園児のような白菜が9個

畑にまた活気が戻ってきましたね。

9月23日、美味しそうな人参の葉がたっぷり😊

去年は7月に「つるありインゲン」が豊作でしたが、今年は窒素過多や猛暑の影響もあり、たくさんは取れませんでした。今年は「平さやいんげん」だったので、ちょっと違った面もあったのかもしれません。インゲンは大好物なので、来年は豊作にします。

季節の写真②雪化粧の岩手山(10月23日・雫石町)

10月も下旬になり、今日は22日。17日に岩手山が今季初冠雪。今朝の最低気温は3.6℃、寒いです。盛岡では、盛岡シティマラソンが開催されています。ランナーは9時スタート!私も9時から収穫とお互い幸せな時間を過ごしています。

大分寒くなりましたが、今朝もオクラがとれました。オクラといえば、オクラの花を目指して、蜂がたくさんやって来ます。去年の秋は蜂をあまり見かけなかったので、オクラの花の誘引力はかなりのものなのですね。蜂嫌いなので、ビビりながらの作業が続いた10月になりました😅

ピーマン、オクラ、ししとうもがんばってます!

今は白菜と秋大根が順調に成長しています。サラダ菜(写真手前⬆️)も黄緑色の花を咲かせたように育っています。

赤カブと間引いた大根が、似合いの夫婦のよう☺️

ネットの中の白菜は大きく育ち10月22日はこんなサイズ⬆️です。赤カブは初めての収穫。もっと大きくなるのかもしれませんが試しどりといった感じ。あとは寒さで大きくなれない夏野菜(ピーマン、オクラ、ししとう)と間引いたサラダ菜と小松菜を収穫できました。みんなとてもかわいくてきれいです。ありがとう☺️

9月から10月にかけて、寒くなる前に秋野菜がフルスピードで成長する様子を目にすると、8月下旬から9月上旬にかけての畑のリセットが大事なことがわかります。

畑の土の上下を入れ替えて空気を入れ、深呼吸してもらい、ひと休みしてもらうイメージです。雑草も種をまきやすいように、7割方抜きました。もう一度、野菜と雑草の成長運動会をしてもらいます。

季節の写真③紅葉の大沢温泉(11月3日・花巻市)

11月5日に秋の収穫祭を行いました。収穫は82歳の母にお願いしました。畑仕事には縁のなかった母。でも、土いじり、収穫作業は人を童心に戻すようです。土に触れる。野菜を収穫する。童心に返る。嬉しい。楽しい。若返る。これ本能なんでしょうね。

母の楽しそうな姿を見れて、こちらも幸せでした。家庭菜園は喜びを生み出します。健康も育みます。みなさんもぜひやってみてくださいね。

秋野菜で賑わう畑(11月5日)

採れたのは、母が収穫した大きな白菜と秋大根、赤カブ。それにサラダ菜、寒くて育ちきれなかった最後のピーマンとししとう、間引いたサニーレタスが採れました。⬇️

11月5日の「秋の収穫祭」

家に帰ったら、いつものように私が野菜を洗って、母が調理する。そして野菜好きの84歳の父が山のように食べる😅

収穫のあとの調理、母にはもうひとがんばりしてもらいます。いつもありがとうございます。

さて11月中旬(11月13日)です。だいぶ畑の雰囲気が変わりました。ひっそりと静かです。最低気温の予報に氷点下が見え始めたので、寒さ対策の不織布を被せました。

野菜や雑草が減り土が目立ちます(11月13日)

収穫を待つ野菜たちも少なくなりましたねえ。やっぱり寂しいなあ。

11月25日大根収穫祭

いよいよ11月30日になりました。今日は畑の返却日。29日の朝から雪が降り続き、畑に残していた野菜が心配でしたが、最後の収穫を無事済ませました。

最終日の畑の風景
不織布の中から顔を出した収穫を待つ野菜たち

最後の収穫はご覧の通り、白菜に、秋大根、小松菜、サニーレタス、にんじんになりました。みんな成長の途中での収穫になりましたが、しかたないですね。最後までありがとうございました。

みんな泥だらけですがいい顔してます☺️

それでは、畑の返却作業に入ります。畝を崩し、畑を平らな状態に戻します。4月29日のレンタル最初の日と同じ状態に戻りました。

土だけになった雪まじりの畑

豊作MVPは、夏野菜の部が「オクラ」。そして、秋野菜の部は「白菜」と「秋大根」に決定しました。みんな暑いなかよくがんばってくれてありがとうございました。

さて、今シーズンは畑を通して、工夫したり、企画したり、記事をたくさん作成したりと、たくさん楽しめました。

さあて、来シーズンは、一番好きな野菜「ネギ」をたくさん作ってみたい。今季失敗した平さやいんげんとししとうも元気に育てたい。

今シーズンがんばり抜いたピーマンの木を室内での冬越しチャレンジもしてみよう。室内でも氷点下になる盛岡でできるかな。

また肥料は使わず、マメ科の野菜をたくさん植えて、根粒菌の力で野菜を育てよう。たくさんの雑草の根とたくさんの野菜の根の相互作用で微生物豊富なふわふわな土を育むことにチャレンジしてみよう。

来シーズンの目標も決まったところでお開きにしますかあ。また来春!🐕️😊

季節の写真④冬の岩手山(12月4日・盛岡市)


















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