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萬葉集冒頭歌、「掘り具」の意味はこれだったのか?

見沼菜園クラブ・たんぽぽ農園近くの土手で自生しているカラシ菜を採っている人に会いました。

漬物にするのだそうです。


株ごと抜いて、カッターで根を切り、葉の部分だけにしています。

萬葉集冒頭歌「御籠よ、御籠もちよ、御串よ、御串もちよ、この岡に菜摘ます子(籠と掘り具をもって、この岡に菜を摘みに来た娘)」

になぜ御串(掘り具)が出てくるのか、謎でした。

今回、土手でのカラシ菜収穫をみて、その疑問に、答えが出たような気がします。

「菜を摘む」=菜の花のツボミを摘んでいるのなら、掘り具は必要ありません。古事記の「青菜」は、カブのことだという説があるので、カブのように根を食べる植物が自生していてそれを採っていたのかなぁと思っていました。

しかし、今回の人のように、株ごと抜いて、根を切るのだとすれば、掘り具を使って掘りとる作業をする可能性もあります。

貴重な体験でした。


2週間予報値は、明日1/26、最低気温-6℃としています。やはり10年に一度の大寒波だけのことはありますね。

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