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ボランティア活動とか市民活動とか、そういうものを「事業化」すると言う話をすると、

よく返ってくる言葉が「私はお金儲けが苦手だから」と言うものです。

つまり、事業=お金儲け=自分は出来ないと言う事なのですが、この認識は間違っていると思います。

事業=お金儲けではなく、事業=継続(と責任)なのです。

環境計量士の国家試験の受験勉強をしていた時、「業務とは有償であると無償であるとを問わず継続・反復して提供されるものを言う」と言う事を覚えました。

ある業務を継続・反復して提供していくこと、それが事業なのです。有償であると無償であるとを問いません。

ただ、継続していくには、一定の経済的裏付けが必要になるので、その業務において提供するモノなりサービスなりを「有償」化する必要は出てくるかもしれません。

半農生活の「半農」の部分を事業化する「菜園起業」も同じです。野菜の宅配でも菜園教室でもなんでもいいのですが、そのサービスを継続して提供する事が大切です。

僕がやっている「地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット」は、僕が育てた野菜なり農家さんから仕入れた野菜なりをセットにして毎週お届けしています。

会費を頂いているのでお届けしないわけにはいきません。今まで10年やって、予めお伝えしているお休み(年末年始、夏季、ゴールデンウィーク等)は別にして、突発的な欠配はたったの1度だけです。

その日は、大雪が降って、車もバイクも走らず、ヤマトの営業所も閉鎖、レンタカー屋さんも車を貸出停止とした日でした。

つまり、それぐらいの事態にならない限り、雨だろうが雪だろうが、宅配はやったのです。

さて、宅配をするためには野菜がなければなりません。そうすると、畑に野菜の種をまいて、育て続ける行為を繰り返さないといけません。

毎週、ちゃんとお届けできる野菜の量を確保すること・・・これが至上課題になってくるわけです。

発芽や生育不良と言うこともあるわけですが、そう言う時には、改めて種をまきなおす、育て直すと言うような事をして、とにかく、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後にお届けできる野菜がある状態を維持する・・・

この間でも、僕が畑に行こうと思っていた日に雨が降ったとか、猛寒波の状態から一気に暖かすぎて「展開が早い春」になり、春まき野菜の種まきスケジュールが全然追いつかないとか、

いろんな事があったのですが、

とにかく、なんとかやりくりして、いろんな野菜を育てる事を続ける・・・、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットの業務を「継続・反復」するための活動を続けているわけです。

そして、なんとか継続することを達成するために努力を繰り返す、これが「継続することに責任を持つ」なのだと思います。

と言うわけで、半農生活の「半農」の部分を事業化する「菜園起業」の要点は、継続・反復すること、継続・反復できるように努力すること、すなわち、継続・反復の実現に責任を持つことだと思います。

2週間予報は、雨が降る日は平年値以下の最高気温になるが、晴れの日は25℃近辺になるとの見通しを伝えています。

降らない日が続けば連日25℃以上の夏日になる可能性があるわけで、やはり「暑いゴールデンウィーク」を覚悟する必要があるかもしれません。

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