兵は拙速を尊ぶ
兵は国の大事、死生の地、存亡の道、察すべからざる
戦争と言うのは、国にとって非常に重大な問題である、人々が生き残れるのかどうか、国が存続できるのか滅びるのか、必死で考えて決めなければならない。
兵法書の孫子は、こういう事を述べています。
単に戦争のハウツーを言っているわけではありません。
しかし、孫子はこういうことも言っています。
兵は拙速を尊ぶ。
戦争は作戦が悪くても速度重視で進めた方がよい
と言う意味です。
慎重に考えろと言う先の文言と矛盾するようですが、
始めるまでは徹底的に考えぬくべきで
安易に戦争に訴えるべきでない、
しかし、実際の戦いになったら、アレコレ考えているより、
手数を出した方がよいと言うことのようです。
実は、菜園起業と言うか、農業にかぎらず、事業と言うのは
そういうものではないかと思います。
とにかく、考えるより、実行してみる、
試行錯誤をどんどんやる
僕の知り合いで、いや、そういうことは実現に何年もかかるんだと言って行動しない人がいましたが、
結局、その人は企画を成功させることができませんでした。
今すぐにはできない、実現には時間がかかると言っても、行動しなければ何も始まらない、
やってみて、駄目だったら、駄目だった点を踏まえて次の案を考え、またやってみる
そういう行動の積み重ねの果てに「何年もかかって」実現するわけで、初めから「何年もかかる」ものだと言って行動しなければ、何も実現しません。