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フィリピン人のもつ美脚に思う

ストンと伸びる脚を見つめて

フィリピンに滞在していた頃、男性も女性も、脚の形が綺麗な人によく出会った。

ストンと落ちる脚といえばいいのか、真っすぐで綺麗な脚。ショートパンツやワンピース、スキニージーンズがとても似合う脚。

たとえ日本人より背が低くても、細身の身体にスタイルの良さが際立つ。

美脚人口の多い国だと思った。そして僕は日本に帰ってきて強く思ったのだ。フィリピン人のように、自分の子どもはできるだけ美脚に育てたいなと。

妻に従う、子どもの脚を想い

日本人の脚は明らかにO脚やX脚が多い。これはフィリピン人の妻も同じことを言っている。(ちなみに僕はO脚だ。妻は真っすぐな脚、我が子も今のところ真っすぐだ。)

彼女の観察による意見はこうだ。「自分の子どもの脚の形に無頓着すぎる親が多いように感じる」と。だから我が子の脚の発育に関しては、全面的に彼女に従った。餅は餅屋だ。

子どもは椅子に座らせる。脚の形に注意を払う。

フィリピンは過去、スペインに占領されてから、椅子を使う住環境が主流になった。欧米のように部屋で靴は履かないが、床に座る習慣はない。生活の中心は椅子にある。椅子に座れば、脚を不自然に曲げる必要はなくなる。寛ぐときはソファに座る。

もちろん子どもは床に座らせない。親は子どもの脚の形を気にする。綺麗に育てるため、座る必要があるときも、変な座り方を覚えさせない。たとえばお嬢様座り、たとえば正座だ。

(※正座は日本の文化で、文化そのものに優劣はない。しかし、脚の成長を考えたとき、子どもに強制すべき座り方でないのは明確だと思う。)

妻が今でもショックを受けるというシーンがある。街中を歩くと、若いママ(もしくはパパ)が子どもを抱っこして歩いている。子どもをママに固定するため、俗にいう「抱っこひも」が用いられ、ポジションに無頓着なのか、それが子どもの脚を不自然に広げている。私も妻も正視できない。

抱っこひもを使うときは、必ず脚に負荷をかけ続けてはいけない、これは妻がずっと心掛けてきたことだったからだ。

フィリピン人に美脚は多い。もちろん遺伝的な要素が影響することも否めない。しかし、(無意識的にせよ意識的にせよ)脚に向ける意識の差が、脚の形の美しさに影響していることは否定できないのではないか、そう僕は考えている。


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