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マーシャル諸島での生活レポート/㉔マーシャルで考えた愛国者の「選択的夫婦別姓」賛成

マーシャル諸島で主夫生活を送るイッシーです。

マーシャル諸島での生活レポートです。

◇マーシャルで考えた愛国者の「選択的夫婦別姓」賛成
今回は「選択的夫婦別姓」について考えてみます。

まず前提条件として、私は紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、2021年12月に妻氏婚(つまうじこん)しました。

理由としては、
①妻→自分の生来姓(せいらいせい)を使いたい→今回は「H」とします
②私→自分の生来姓(せいらいせい)を使いたい→今回は「I」とします
③しかし、現在の日本の制度上、どちらかを結婚時に選ぶしかない
④妻&私で結婚後ずっと話し合い、最終的に妻の生来姓=「H」に変更しました(NHKの朝のニュース番組「おはよう 日本」で取り上げてもらいました)
⑤妻&私は、それぞれの生来姓に愛着があるので、それぞれの苗字を使いたいだけです(とても単純な理由です)

なので、私は現在、日本の結婚したカップルの4%になる「妻氏婚した夫」です。

日本にいた時に、ブルームバーグの取材を受けました

そして現状、マーシャル諸島で生活する中で、以下の状態になりました。

①パスポート→身分証として一番大事なので、もちろん妻氏(戸籍姓)
②所属会社(休職中)の保険証→妻氏(戸籍名が必須のため)
③所属会社のお給料振込先銀行口座→妻氏(戸籍名が必須のため)
④所属会社の社員としてのデータ→妻氏(人事部&総務部が管理中)
⑤所属会社からの郵送物→妻氏(人事部&総務部が管理のため)
⑥所属会社の所属部門(営業)でのメール&名刺→私の生来姓「I」
⑦日本の運転免許証→数年後の更新時に妻氏になる予定(まだ「I」)
⑧友人&知人からの呼び名→私の生来姓「I」
⑨このnoteブログの名前→私の生来姓「I」
⑩FacebookやTwitter→私の生来姓「I」

私は自分の生来姓「I」に愛着があるので、「I」を使いたいのですが、現在の日本の法律(民法)では「選択的夫婦別姓は不可。婚姻届を提出する場合、同姓のみ可」となっているので、早く法改正で「選択的夫婦別姓」を国に実現して欲しいです。

法務省 ホームページから

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji36-02.html#:~:text=%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%92%EF%BC%92%E5%B9%B4%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%B0%91%E6%B3%95,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

しかし、「選択的夫婦別姓」は日本という国にとってデメリットが多いのではないか、「選択的夫婦別姓」を導入する事で、日本の良さが損なわれる(家族の一体感が無くなる)と危惧される方も、もちろん多いと思います。

実は私も、結婚するまでは「選択的夫婦別姓」について「日本にとって良くないかも??」と漠然としたイメージを持っていました。

今回は「選択的夫婦別姓」を心配する方の為に、簡単な説明を以下3点からさせて頂こうと思います。

なお、前提条件としては、私は自分をかなりの「愛国者」(日本大好き)と認識しています。太平洋戦争でマーシャル諸島で戦った多くの日本兵の勇気・苦難・犠牲には、本当に感謝の念しかありません(先日、日本兵の慰霊碑にお参りしてきました)。

慰霊碑は、日本の方向を向いています

①「選択的夫婦別姓」は、実は日本古来からあった皆さんも日本史の教科書で、鎌倉時代の「北条政子」を習ったと思います。彼女は源頼朝の奥さんですが、実家の「北条」姓を名乗っています。結婚しても「夫婦別姓」が日本の武士階級では実はありました。(なので、日本古来の「伝統」とも言えます。「夫婦同姓」は明治以降です)

②「選択的夫婦別姓」は、少子化を改善する
それぞれの生来姓を使いたくて、なかなか法的な結婚に踏み切れず、事実婚になる方もまわりで結構います。

もし「選択的夫婦別姓」が実現すれば、以下の流れで日本の将来にプラスに働きます。

「選択的夫婦別姓」が実現される

法律婚するカップルが増える

子供が生まれる

少子化解消

③「選択的夫婦別姓」を導入しても子供の苗字でもめない
現在の日本の法律では、「戸籍筆頭者の苗字」=その戸籍にいる配偶者&子供の苗字となります。

従って、現在の法律でも、妻or夫のどちらの苗字するか、結婚の届け出の際に、それぞれのカップルが決断しています。

すなわち、結婚の段階で「子供の苗字をどうするか、実は既に決定している状態」です。

従って、「選択的夫婦別姓」を導入しても子供の苗字でもめない、現在の「夫婦同姓」と変わらないと言えます。

まとめると
結論:日本の将来の為に愛国者として私は「選択的夫婦別姓」に賛成します
(懐疑的な方々のお気持ちもよくわかるつもりです)

①「選択的夫婦別姓」は、実は日本古来からあった
②「選択的夫婦別姓」は、少子化を改善する
③「選択的夫婦別姓」を導入しても子供の苗字でもめない
となります。

今回は「選択的夫婦別姓」の記事の第一弾です。まだまだ疑問が解消されていない方も多いと思いますので、別の記事で丁寧に説明させて頂くつもりです。

日本が更に良くなりますように。

マーシャル諸島で先人たちの日本への献身に想いをはせながら、日本の将来の為に「選択的夫婦別姓」を願っています。

ご意見がある方は、お気軽に教えて下さい!
「対話」を通じて、日本人と日本の為に「解決策」を模索したいです。

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