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基礎自治体訪問記

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各地域の環境はさまざまに異なっており、十把一絡げに語れるものではありません。地形などの自然環境、人口や政治・経済・社会などの実情に応じた関心があり重点があり課題があり、それを解決… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

基礎自治体訪問記23.神奈川県総合防災センター〔令和3年10月20日(水)〕

■概要 1 全般 阪神淡路大震災後建設された全国有数の広さと規模、施設を持つ、充実した防災…

基礎自治体訪問記22.熱海市伊豆山土石流災害視察〔令和3年7月20日(火)~21日(水)〕

20日~21日、現地支援に入っている御殿場市の杉本危機管理監に同行して、熱海市伊豆山の土石流…

基礎自治体訪問記21.神奈川県〔令和3年7月7日(水)〕

Q1 まず、災害に関わる神奈川県全般の地勢、災害の特性について、教えてください。 A1 神…

基礎自治体訪問記20.市川市〔令和3年7月15日(木)〕

Q 市川市の防災上の焦点は、何ですか? A 市川市は、比較的災害の少ないところです。 国…

基礎自治体訪問記19.名古屋市中川区〔令和3年2月25日(木)〕

災害図上訓練を視察させていただいた。 ■中川区の概況 中川の名は中川運河(大正15年)か…

基礎自治体訪問記18.名古屋市〔令和3年2月15日(月)〕

Q 市役所は、ずいぶん古いですが、とても大きくて頑丈な、立派な建物ですね。 A はい。こ…

基礎自治体訪問記17.松阪市〔令和2年11月9日(月)〕

三重県のほぼ中央に位置し、東は伊勢湾、西は台高山脈と高見山地を境に奈良県に接する。地形は、西部一体が台高山脈、高見山地、紀伊山地からなる山岳地帯、中央部は丘陵地で、東部一帯には伊勢平野が広がり、北部を雲出川、南部を櫛田川が流れる。面積は、東西50km、南北37kmで、三重県全体の約10.8%。温暖な気候。 人口は163,863人、63,948世帯(平成27年 国勢調査)。 Q 松阪市の防災施策の焦点は、何ですか。 A 南海トラフ地震の津波に対策で、津波避難タワーを2カ所

基礎自治体訪問記16.伊勢市〔令和2年11月9日(月)〕

人口127,817人(平成27年国勢調査)。 三重県の中東部、伊勢平野の南端部にある比較的温暖な…

基礎自治体訪問記15.御殿場市「防災リーダー等ステップアップ研修」で講演しました。…

1 防災リーダー等ステップアップ研修の目的   自主防災会役員、防災士及び防災業務関係者…

基礎自治体訪問記14.島田市(2)〔令和2年9月2日(水)〕

危機管理課の眞部和徳さんに防災上の焦点となる現地を案内していただき、島田市の防災施策につ…

基礎自治体訪問記13.島田市(1)〔令和2年9月2日(水)〕

染谷絹代市長にお話しを伺いました。 非常に明快かつ丁寧なお話しぶりで、防災や危機管理に対…

基礎自治体訪問記12.御殿場市〔令和2年9月2日(水)〕

若林洋平・御殿場市長にお話しを伺いました。 基礎自治体の長として、防災へのより積極的な取…

基礎自治体訪問記11.御殿場市〔令和2年7月2日(木)〕

徳川家康が最晩年に隠居所となる御殿の造営を命じたことに由来する。この御殿は家康の存命中に…

基礎自治体訪問記10.裾野市〔令和2年7月2日(木)〕

こちらの記事は、災害防止研究所公式サイトにて連載しております、過去ブログの内容です。最新記事は、下記リンクからお読みいただけます。バックナンバーは、マガジンにもまとめておりますので、是非ご覧ください。 静岡県の東部、愛鷹山の東部、箱根山の西部に位置。黄瀬川を中心に、箱根山、愛鷹山、富士山の3つの山裾が重なってできていて、居住地域は、黄瀬川低地帯、箱根山麓帯、富士高原帯(十里木別荘地域)、富士山麓帯、愛鷹山地帯の5つに区分され、約2100mの標高差がある。 溶岩の固い地盤の