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承認欲求の取り扱い説明書



「今相手にどう思われたかな?」

「嫌われてないかな?」


相手の意思を尊重し、顔色を伺い常に次に話す言葉を考える。


一見「気遣いができる」と片付けられてしまうこの姿勢が
いつも私のスタンスでした。



自分でも「いい人」「優しい人」だと思っていたから
嫌な思いをしたときは、相手が悪くて


私はあくまで被害者の立ち位置でした。



でも、この待ち姿勢こそ実はズル賢くて
相手を損得で判断する「奪う人」に自分を仕立て上げていたんだって
気づいちゃったんです。



例えば、私は今商品を販売していて自分の会社もあるので
売り上げをあげなければなりません。


でもその目的が「売ること」「自分が利益を得ること」になってしまうと、
お金しか見えなくなってしまう。




それに「自分の評価」を重視してしまうと
お客さんを無視したやり取りになってしまうから

本来感じられるはずの「相手との関係性」や「感謝の気持ち」を
取りこぼしてしまっていたんです。



人は、的確に言葉にできなくともエネルギーを感じ取ります。
例えば「なんかこの人嫌な感じするな」とかそんな感じ。



「いい人」の仮面を被っている間は、表面上は「いい人」でいれる。


だけど人に評価を求めている時点で相手から奪おうという魂胆は
何かしらの違和感として相手にも必ず伝わります。



やっとの思いで誰かに認められても気持ちよさは一瞬で終わり、
いつもどこか孤独感が付き纏うはず。



この承認欲求に振り回されないためには

頭の中の自分と他人の距離を離す必要があります。


他人に貰いたい幸せを諦めること。



私は長い間、ファンが欲しい、人気者になりたいって思ってました。
(自分で書いてて耳が痛い笑)

それが手に入れば、私は幸せになれるって思い込んでました。


そして恋愛がうまくいかない時ほど、
幸せにしてくれる王子様が来てほしいって思ってました。



でも、そんなスタンスの時に
思いが叶うことなんて一度もありませんでした(°▽°)



「奪う人」に与えたがる人はいないんです。
「待ちスタンス」の人を幸せにしたくなる人はいないんです。
「自分の損得」ばかりに気を取られてる人に惹かれる人はいないんです。



他人に幸せしてもらうことを諦める、とは
他人に渡していたパワーを自分に取り戻すことでもあるんです。






19才くらいの頃、美容部員をしていた私は
「来ていただいたお客様全員に声をかけなければならない」という会社方針のもと、


日々接客する中で、どうやったら心を開いて話してもらえるかを考えていました。




その中で見つけた答えは

売ろうとせずにただ体験を楽しんでもらうこと


でした。


そのスタンスを身につけることで、最初は声をかけて
すぐに店を出てしまったお客さんたちが

徐々に心を開いてくれて単価以上のお買い物をしてくれたり、
「あ、お姉さん探してたの〜」と後日お買い物に来てくれたりするようになりました。



私自身も「売ろう」とするよりも純粋に商品が大好きで
「買わなくていいから体験して行って」

そんな気持ちで全力で楽しませる方が自分自身が楽しかったんです!



暇なお店だったので一人につきっきりで、2時間以上接客することもありました。

普段の単価からは考えられないような売り上げが出たことも
退職が決まった時に泣いてくれるお客さんがいたのも
私のこのスタンスあってこそだなって思いました。



同時期に気を抜いてただシフト時間が経つのを待つだけの日を
何度か過ごしたときに思いました。


「同じ時給だとしてもただ時間が過ぎるのを待って
出し惜しみで過ごす時間って本当につまらない!!!!!」


上司や同僚は、手を抜いておしゃべりしたりしてるけど
私は絶対に手を動かそう、
勤務時間中はできるだけのことをやろう!


そんな気持ちで毎日120%の力を出し切って過ごしていた日々は
とってもやりがいがありました。



そこには「損得勘定」も「計算」も「奪う気持ち」も全くなかったんです。


今いる場所で自分のやれること全部出し切ろう!
自分が楽しもう!そんな気持ちでした。



恋愛も同じです。


彼と行きたい場所があって相手が忙しいなら

つまらなそうに待つんじゃなくて友達と行ったり一人で楽しむことだってできる。


彼にかけてもらいたい言葉や愛情表現を貰えないのなら

彼に対して文句を言うよりも自分で自分に伝える時間にする。



そうやって誰か次第だった幸せを
自分次第に変えて行ったときにパワフルで力強い自分になれました。



売れるから幸せ
人気だから幸せ
愛されてるから幸せ
大切にされるから幸せになれるんじゃない。


他人からの「ソレ」がなくても一人で幸せになれちゃう人だから
勝手に周りが潤っていくんだ。



今シフトという時間制限がない中でいつもなんとなーく惰性的に
「いいこと起こらないかな〜」なんて他人任せの考え方で


のうのうと生きていた自分に喝を入れて全力で自分にできることを
していきたいと思って決断するためにブログを書きました。



どうせ限られた時間の中の人生ならその中で自分が出来ること
全部出し切って死にたいと思う。



決断は重い腰を上げるような気持ちだとしても、
一度そのスタンスが身につけば最強です。


だってどこまでいっても「幸せの原因」は自分にあり、
なにが起きても最強の味方がそばにいる状態なんだから。




最後まで読んでくれてありがとう🧸🫧



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