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小学二年生という生き物2

↑の続き
再度娘に事情聴衆をした。

「そもそも、何の用があって話しかける必要があったの?」
「なかよくなりたかったから話しかけたけど、むしされてかなしかった。」
「なるほど…ね。」
あ、あ゛ーーーー、恐らく、なんか幼稚園のノリ「あーそーぼ!!」「いいよー」のノリで話しかけたのか(遠い目)1年生の時はそれで良かったかもしれないけど、2年生くらいになってくるとあんまり男女一緒に仲良くすることってなくなってくるよなぁ…。
確か幼稚園の年中の個人面談で「このくらいの年齢になってくると男の子同士女の子同士で遊びたがるんですが、娘さんは、誰とでも仲良くできてます。」と言われたなぁ。「友達100人できるかな?」を地で行くパリピ気質。さて、娘が「仲良くなりたくて話しかけたのに無視されて悲しかった。」ということが分かった。娘の意志を尊重しつつここで娘に気持ちの落としどころを説かないと…。

「無視するんなら話さなきゃいいじゃん!!」って言葉が何度も出かかったんですが、またもやこれも幼稚園の時何なら小学校でも面談でも
「是非娘さんは今のままで素敵な大人になって欲しいですね。」
とセットで言われてて、多分誰とでも仲良くなりたいと思える事は長所で、卑屈な私の一意見で潰しちゃいけない。

どんな言葉をかけるのが最適か1日結果かけた言葉は
「むすめちゃんは『この子といるとちょっと嫌だな?』とかいるでしょ?」
「……いない」
「1年生の時にちょっと色々言われて嫌な思いした子とかいたじゃん。」
「……うん。」
「もしかしたら、相手の子もちょっと『娘ちゃん苦手だな』とか、『声かけられて恥ずかしいな』って思ってたかもしれないよね。」
「うん……。」
「本当のところはどうだか、ママにもわからないけど、幼稚園の時にお友達と喧嘩した時にさ「娘ちゃんは〇〇だと思っても相手も必ず同じ気持ちとは限らない」って話した間だから、挨拶したりとか軽く声をかけるのはいいけど、しつこくしたりはダメだよ」
「わかった。」
「あとね、ひとつ娘ちゃんが偉かったことがあるよ。それはね、ちゃんと約束を守って、ちゃんと大人に相談できたこと。これは本当によくできたと思うよ。これからもちゃんと信頼できる人に相談できるといいね」
大事にしたくなかった一心でちょっと娘を叱る感じの流れになりかけたので、文句を言いすぎてしまったが為に、娘が誰かに相談を躊躇うことになったらこれは親の失態なので、すかさずフォローした。

その日の夜に連絡帳に娘と話し合った経過を先生に報告した。
・仲良くなりたくて話しかけたのに無視されたのが、悲しかったこと」
・家でもより細目に学校での話を聞くようにし、何かまた問題があれば先生に連絡すること、先生の方でも何か変わったことを感じたら連絡をしてほしいことを記入して翌日に持たせた。

数日後、また担任から連絡があり
調査の結果娘の方から2名男子の名前があり、両名と話合いをし、謝罪があり、またこの件に関して該当児童の保護者の方にも連絡したところ『電話で謝罪がしたい』との申し出があり、こちらの電話番号を教えてもいいかどうかということを聞かれた

うーん…。多分この件ってそこまで謝罪いる?ぶっちゃけこちらの個人情報を相手に開示するってかなりリスクが高くね?そして電話ってかなりアドリブ力を使って疲れるから電話に出たくない。諸々個人的な邪念が沸き出てきましたが、まぁ、ここで謝罪電話拒否をしても感じ悪いよな…。まぁ、もし自分がそっち側の親だったら謝罪したいし、謝罪を受け入れて貰えなかったら引きずるよな…

(↑思考体感5秒)

「はい、わかりました、よろしくお願いします。」

あと、その前に大事な確認を娘にしておかないと…。

「この前言ってた〇〇君と△△君のお母さんが、謝罪の電話をしたいって言ってたんだけど、娘ちゃんは許してあげるの?」
「うん、もう『ごめんささい』してもらったからいいよ」
えっ、いいの?まぁ。娘の気が済んだならいいや(遠い目)娘の気が晴れたのなら私からはこれ以上もう何も言うことはないだろう。

とはいう物の、電話対応は死ぬほど苦手なので、とりあえずこちらが伝えたいこと
・娘は、仲良くなりたかったのに無視されて悲しかったこと
・娘は、もうこの件に関しては謝罪を受け入れて今は元気にしていること(↑もし、相手がドン引きレベルで謝罪してきた時にかける言葉)
・もし、そちらのご子息さんがよければ娘が仲良くなりたがっていたようなので仲良くしていただけるといいと思っていること
その日の夜に電話対策としてメモったよね。

そしてその翌日に両名から電話での謝罪があった。謝罪のテンプレートでもあるの?って思うレベルで、殆ど同じ文言の謝罪があった。でも、自分が謝罪する側だったとしても、その謝罪テンプレートの言葉しか言えないわ。むしろ逆に参考になった。謝罪を受けて良かった←!?

その後、また担任からのアフターフォローの電話もあり、この件は幕をおろしたが、色々考えさせられる一件だった。

確かに「小学二年生」って色々躓きやすいかもしれない。幼稚園の延長線のノリでも一年生ならなんとかやり過ごせても、二年生は違ってくる。色々な考えを持つ子が増えてくるし、勉強も段違いに覚えることが増えるし、不安や戸惑いを感じやすいかもしれない。よくよく振り返れば、私が小学校の人間関係で最初に躓いたのも二年生だし、娘以外にも二年生で躓いたって話割とよく聞く。小一の壁とか言うけど、壁はこれからいくつもあるんだろう。

そして、自分が専業主婦で娘と関わる時間を多く取れるのも幸いだった。もし、働いていたらマルチタスクに溺れて、娘にもっと辛くあたったり、謝罪電話も「忙しいのでやめてください」と断ったかもしれない。

もう少し来年度はもっとPTA活動もう少し踏み込んで、人脈を広げるのも視野に入れた方がいいのか?いや、そもそも来年度もまた娘は学校で大なり小なりの揉め事を起こしてくるか??

3年生は「欠席時以外の学校からの連絡0」になって欲しいと思う次第です。


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