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ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち


ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
からの流れでハマータウンの野郎どもを読んだのが1年前くらい、そして先日いつもチェックする本屋のちくま文庫のコーナーでこの本を見つけた。
ハマータウンの野郎どもで描かれた若者世代が、紛れもない"おじさん"世代となり、英国のEU離脱に揺れる様子を、彼らの魅力を引き出しながら描くノンフィクションエッセイ。
時にハハッと笑っちゃいながらも、現在の英国の社会保障システムを学ぶ機会になった。特に、NHS(国民保健サービス)の現状は驚いた。というのも、以前に英国が心理療法アクセス改善」(Improving Access to Psychological Therapies: IATP)政策を打ち出したという記事を読んで、英国の医療システムは日本の数段先を進んでいるのではないかと感じていた(それくらい、他国の社会保障制度、医療制度に疎かった)からだ。


なんだ、英国も日本も、おんなじ

それに尽きる。おじさんも、おばさんも、若者も、みんな笑ったり泣いたりしつつ、周りのコミュニティに支えられて生きている。

あとがきで書かれている通り、そんなおっさんたちも、コロナにはやられた。パブが奪われた。
ポストコロナについては、世界じゅうで手を取り合って、同じ課題認識で考えないと太刀打ちできないのかもしれない。



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