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【IT WAS NICE MEETING YOU】YOASOBI武道館非公式 LIVEレポート

はじめに

 あの夢のような、非現実的な二日間が終わって十日。興奮冷めやらぬまま、情熱大陸をはじめSNSや地上波で関連ニュースやあの日の裏側を見ながら、慌ただしい現実に戻りつつYOASOBI Weekの余韻に浸っていた。
 公式レポートを先頭に続々と投稿される素晴らしいライブレポートの数々。投稿者が何を想い、何を伝えたかったのか?自分はあの二日間とこの十日を経て何を伝えたいのか?
 惜しくも舞台の裏側まで密着して書ける公式レポーターにはなれなかったが、舞台の外に居たからこそ感じられた事を他のライブレポートとは少し違った視点で素直に、そして全力で記していこうと思う。一部ライブ本編とは掛け離れる私的で日記的な記述もあるが、非公式レポートという事でご容赦を…。

DAY1

 私はFC先行から始まり全ての抽選において落選した。先日参加した公式レポーター認定試験にも記した通り、Z世代でもなく超絶機械音痴でリアルの仕事が忙しい私は先着一般発売には参加しないと決めていた。
 幸いにも友人がFC先行抽選を一発で通過し、DAY2の現地参戦が決まっていた。決して遠くはないが人生の中で数える事しか行った事のない「東京」への小旅行と、特等席で見る事の出来る配信ライブに備えて準備をする。
 都会の大きな道を運転する事が難しい友人に代わり私の運転で行く事が決まっていたので、滅多に人を乗せる事のない車を久し振りに洗車し、ほとんど行った事のないカーショップでドリンクホルダー等を購入する。
 最寄りの書店で予約していたYOASOBI MAGAZINE
を受け取り、もう一度買い物に出なくても良いように配信ライブ視聴中に必要なドリンクやフード、「東京」への道中で友人とつまむ為のお菓子を大量に買い込んだ。

 久々の休日の早起き。ワクワクしながら目的を持って過ごす一日。まるで修学旅行前日の小学生に戻ったようだった。
 仕事柄、世間の他の人達よりも外出に制限がある私にとって、すっかり世に定着した「不要不急」という見えない鎖に繋がれたこの二年近い毎日に、こんな楽しさに溢れた一日が訪れるなんて。コロナ禍に翻弄されてきたこの二年でYOASOBIは私を含む多くのファンにとって「必要不可欠」なものになったのだと実感する。

 結成から今日まで有観客ライブ開催に熱い想いを抱き、実現する事が出来たYOASOBIと少し離れた場所で一人特等席に座る。私より一日早く現地でYOASOBIと「NICE TO MEET YOU」を果たした人も、私のように特等席で噛み締めるように「NICE TO MEET YOU」をした人も。全ての人がそれぞれの場所で果たしたコロナ禍の「奇跡」がDAY1には無数に存在していたはずだ。

 本当は数え切れないほどスクショするつもりだったがDAY2の現地での楽しみに、そして超絶機械音痴であるが故に起こる悲惨な事態を避ける為にDAY1はその全てを目に焼き付ける事に集中した。
 DAY1の鮮やかな画像は是非公式レポートをはじめ、他の素晴らしいレポートやオフィシャルカメラマンKato Shumpei氏のインスタでご覧頂きたい。
 セットリストについても既出の公式レポート、他レポートの参照を😈😈😈


DAY2(LIVE前)

 AM7:30、車を暖めて友人を待つ。「コレを開けるのはLIVEの日に!」と決めて開封を我慢していたYOASOBI×BEASTARS crewneck pullover (ルイカラー)に袖を通した。早朝から早くもテンションはMAX!同じくYOASOBI×BEASTARS crewneck pullover (レゴシカラー)を着た友人と合流し、いざ「東京」へ!!
 もちろん車内で流れるのは「THE BOOK」と「THE BOOK2」だった事は言うまでもない🎶

 余談になってしまうが、是非ここで私の個人的に心配していた事とYOASOBIの優しさ溢れるグッズへの配慮とこだわりについて✏️しお礼を言いたい。
 私は人よりも二回りほど体が大きい。もちろんこれまで手に入れたグッズは一番大きなサイズばかりだが、実際に袖を通すまで「着るのが恥ずかしくなるほどサイズが合わなかったらどうしよう」と不安に思っていた。
 しかし、実際に身に着けたそれは、人よりも二回りも大きな私が着ても大丈夫でとても着心地の良い品質だった。
 私のような大柄なユーザーでも着る事が出来る素晴らしいグッズを作ってくれてありがとう!これからも安心して購入する事が出来る。もし私と同じように悩んでいる方がいたら是非購入を勧めたい!!

 AM10:30、テンションMAXの楽しいドライブを終え予約していた「九段下駅」最寄りの駐車場へ。日曜日のせいなのか?勝手に想像していた「東京」とは全く違うその静けさに驚いた。
 武道館まで歩いて10分。YOASOBIと出会うまでLIVEというものに参加した事がなかった私にとって「武道館」との出会いも今日が「NICE TO MEET YOU」だ。
 ワクワクとドキドキしかないこの10分はきっと一生忘れない。

 そしてとうとうその場所へ…!!!



 開演まではまだまだ。ご覧の通り人も少なくPhoto Spotに並ぶ列も数人。正直ここまで早く来る必要は無かったのかもしれない(一緒に行った友人にも何日か前から指摘されていた😅)。しかし!この選択は決して間違いではなかった!開演直前に会場のstuffさんに確認したところ「LIVE直前や直後は並びが長過ぎて撮影が困難になる」との事だった。実際にその通りで、一度「武道館」を離れ再び戻って来たPM4:00前にはPhoto  Spotだけでなく抽選イベントが行われていたブースやグッズ購入、YOASOBIへのメッセージカードを✏️して投函出来る特製ポスト📮コーナー(下記画像)は長蛇の列だった。



 この日の全てを余す事なく満喫したかった私の判断は正しかった👏👏👏
 LIVE本編だけでなく、それ以外も楽しめる+MOREを用意している所がYOASOBIならではの「遊び心」だ!

 PM0:00、一通りLIVE前に現地でやるべき事を済ませ開演までは残り5時間。この日私にはYOASOBI LIVEの他に、どうしてもこの「東京」で果たさなければならない別の目的があった。それは…

1.私の生活圏にない東急ハンズに行く事。
2.「東京メトロ」に乗車する事。

 公式レポーター認定試験の答案に✏️した通り私はmonogatary.comの住人でもある。1は同サイト内でこの夏に開催された「モノコン2021チーム戦」を共に戦った花言葉氏の描いたイラストが採用され商品化された年賀ハガキを手に取る為。2は同サイト内で12/10まで開催されていた「窓上作家デビューコンテスト」に投稿する作品への創作インスピレーションを得る為。
 友人と「九段下駅」に戻り慣れない「地下鉄」へ。最寄りの東京ハンズを検索して「大手町駅」で降りる。複雑な「東京」の街を、スマホ片手に迷いながら歩く田舎者はきっと滑稽に見えただろう😅

 PM1:00、とりあえず目的の1をクリアし再び「東京」の街へ。DAY1よりも1時間早いDAY2の開演時間。目的の2の為に1つでも多く「東京」を感じようと、思い付く場所で行けそうな所を巡った。東京駅、スカイツリー、雷門、浅草の仲見世通り、昼間から盛況な飲み屋街、立ち寄った蕎麦屋、道端で声を張る芸人、大正時代をモチーフにしたモダンな柄の商品が並ぶ雑貨屋。

 ただの個人的な「東京観光」の話と思われてしまうかもしれないが、実はこの時間にもしっかりとYOASOBIに関するエピソードがあったりする。

 YOASOBI×BEASTARS crewneck pullover (ルイカラー)とYOASOBI×BEASTARS crewneck pullover (レゴシカラー)を着ていたせいか私と友人を見て「あれってYOASOBIのじゃない?」「今日武道館 LIVEにいくのかなぁ?」なんていう声がチラホラ聞こえた。浅草の仲見世通りや飲み屋街でもだ。少し恥ずかしくもあり、嬉しくもあり。
 一番驚いたのは途中で乗ったタクシーの運転手さんにも「今日の武道館ですよね?僕も好きなんですよ」と話し掛けられた事だ。たまたま拾ったタクシーのたった15分の乗車時間だったが、まさか初対面のしかもタクシーの運転手さんとYOASOBIの話で打ち解ける事が出来るとは…。改めてその認知度と注目度の高さを感じ、一ファンとして誇らしく嬉しくなった。そしてその貴重な1st LIVEに参戦出来る幸運に感謝した。
 これも公式レポーターとして裏舞台に密着は出来なかったものの、一ファンとして舞台の外に居たからこそ経験出来たまさに LIVE(ナマ)レポートだと思う😊

 目的を果たし、いざ「武道館」へ!!

 PM4:30、開場後すぐに入場を済ませ開場内部から外の様子を見ると…。
 暗くなり始め寒さが増す時間帯にも関わらず「武道館」一帯は気温と反比例してその熱気を増すばかり。Photo Spotには長蛇の列。PM8:00から撤収作業が行われるという情報を知っている人が多いのか、列の後方に並ぶ人達は開演までに撮影を終えられないと分かりつつその場所を離れない。 LIVEへの参戦を希望するファンならばその気持ち痛い程理解出来る。
 YOASOBIの LIVEと言えばカラフルに光る「電飾看板」。この代名詞の前で撮影をする事を諦められる訳がない!
 早朝から「武道館」に来た判断が正しかった事を改めて強調しておく👍 LIVE終了後にしっかりと「夜ver」も撮影して帰った。

  LIVE本編のレポートに入る前にもう一つ✏️しておきたい事がある。それは LIVEグッズの着用率の高さに驚いた事。上記✏️の通り私はYOASOBI×BEASTARS crewneck pullover (ルイカラー)を着て参戦する事を購入時から決めていて、 開場受け取りが出来る事を知る前に注文したLIVEグッズが LIVE後に届くと思っていたので、友人に「NICE TO MEET YOU Facetowel」だけ当日に受け取れるよう頼んでいた。
 しかし…!周囲を見渡すと LIVEグッズを身に付けている人ばかり。YOASOBI×BEASTARS グッズを身に付けている仲間を見つける事が出来なかった😭
 まさかこんな事で自らの「経験値の低さ」を露呈する事になるとは…。「逆にレアじゃん!」と強がりを言いながら次の機会への反省点としたい。ここまで前置きが長くなったが、ここからはいよいよライブ本編のレポートを✏️していこう!

DAY2(LIVE本編)

 PM5:30、暗闇に包まれた会場。鳴り出したDTM soundと眩いライトに釣られ会場中から手拍子が巻き起こる。     
 ついにYOASOBIが、そして私達ファンが二年間待ちに待ったその時が訪れた!!全力の「NICE TO MEET YOU」を拍手👏に込めて!!

M-1 あの夢をなぞって

 ikuraの力強く、そして優しく語り掛けるような「アカペラ」から始まった LIVEの開幕を盛大に彩るド派手なトップ曲!!
「はじめまして!YOASOBIです!宜しくお願いします!」鮮やかに打ち上がる真冬の花火に「聖地武道館」は「秒」でなく「瞬」で一体になった!

M-2 大正浪漫

 二曲目は一気に「大正時代✖️令和」。ステージ一杯に広がり目まぐるしく移り変わるモダンな幾何学模様と二人の主人公の想いが交差する歌詞が会場を「浪漫色」に染め上げる!まるで「万華鏡」の中に迷い込んでしまったようだ。

M-3  ハルジオン

 秀逸なタイトルと独創的なMV。「これを現実のステージで表現するとしたら?」個人的に密かに注目していた一曲。
 前二曲とは打って変わって落ち着いた舞台演出。単純にバンドの演奏とikuraの切ない歌唱にただただ聴き入るだけだった。モノトーンの世界はカッコ良さしかなかった。

M-4 三原色

 冒頭からノンストップで三曲通し!普通の三曲ではない。一曲一曲が難しく、ドSのAyaseが息継ぎする間も与えてくれないYOASOBIのハイテンポな三曲をぶっ通し。一瞬でも「いい加減MCだよー」なんて考えてしまった事を謝罪する🙇‍♂️
「パンッパンッパッパパン!」と手拍子で観客を煽るikuraとAyaseとバンドメンバー。会場のボルテージはまだまだ上がり続ける!!
 気持ち良いテンポに乗ってイントロが始まる!「赤」「緑」「青」の三色が踊るこの曲!生で聴くikurapに鳥肌が立つと同時に、歌いながらランニングをして鍛え上げたikuraの体力に心から称賛の拍手👏👏を。そしてもう一つ…。ドSなんて言ってごめんなさい🙏

MC-1

 ようやく入ったMCコーナー。DAY1を配信で見ていた私が注目していた部分でもある。いくら「遊び心」満載のYOASOBIでもセトリの変更とかまではないだろうと思ってはいたが、登場からいきなりDAY1とは全く違う衣装で登場し良い意味で期待を裏切ってくれた。
 そんなYOASOBIとしての衣装の他細部へのこだわりについてやDAY2であるがゆえに確実に近づいて来る「終わり」に対する想いと、だからこそこの限りある時間に対する愛おしさが溢れる内容だった。だがしかし!しんみりするには早すぎる!まだまだ前半戦が終わっただけである。

M-5 もう少しだけ

 「Hava a nice day!」から始まる優しさと想いやりが満ち溢れるこの一曲。一日の始まりを告げる曲としてすっかり定着したこの曲は、私がmonogatary.comに住み着くきっかけとなり、同サイトの一部のユーザー内で通称「おはよう組」と呼ばれる一人として、「モノカキ」の一人として新たなチャレンジを始めた想い入れの強い曲でもある。
 上下するステージを階段に見立て、バンドメンバー一人一人の元へ歩み寄りながら微笑んで歌うikuraの姿が全身で喜んでいるように見えたのはきっと私だけではなかったはずだ。

M-6 ハルカ

 売れ残ったマグカップとそれを手にする一人の少女の物語。書籍として唯一私が持っていなかった「ハルカと月の王子さま」が原作のこの曲。偶然にも特設ブースにて販売されており購入出来た😊原作を読みながらこの日感じた感動と共に繰り返しその温かさを味わおう🎶

M-7 たぶん

 こちらもmonogatary.com内イベント「モノコン2021チーム戦」にて原作小説にインスパイアされた物語を書かせて頂いた想い入れのある一曲。
 寂しい別れの朝を切り取った曲にも聴こえるが、個人的には「たぶん」「きっと」という歌詞に込められている主人公の気持ちの中には、少なからず未来への前向きな部分も含まれていると感じる心に響く楽曲だ。
 「小説を音楽に」をconceptに掲げ、原作と楽曲を行き来出来るYOASOBIの真骨頂が色濃く表れている楽曲だと思う。
 聴く度に。読む度に。人によって。新しい発見やそれぞれの解釈があり、どれも間違っていない。

M-8 もしも命が描けたら

 ここでまたYOASOBIだからこその演出。一人静かに座り「朗読」を始めるikura。おそらくYOASOBIの全楽曲の中で最も世に浸透していない一曲。
 このコロナ禍に上演された「舞台」という限られた場所でしか聴く事が出来なかった曲である。今日この場所で、そして配信でこの曲を聴きたいと願っていたファンは少なくないはずだ。私もその中の一人だった。だからこその「朗読」という演出。
 YOASOBIのファンならば誰しもがいつか必ずこの「朗読」という演出を目の当たりに出来る日が訪れるだろうと思っていたに違いない。しかしそれをこの曲で、このタイミングで。「流石」「脱帽」。私の拙い語彙力ではこんなありきたりな言葉達しか浮かんでこない。

 「舞台」も見ていない。原作の内容すら知らない。大幅に要約されであろうたった数分の「朗読」の後に流れる初めて聴く曲に震えた。そして泣いた。
 先の公式レポーター認定試験に✏️したが、音楽によって私が涙を流した初めてのアーティストはYOASOBIであり、それは「アンコール」と「優しい彗星」の二曲だけだった。今日この場所で三曲目に出逢えた。 Ayaseが言っていた「最高傑作」という言葉に一切の嘘偽りはなかった。
「アンコール」と「優しい彗星」の先に演奏される方できっと感動の涙を流す事になると思っていたが、それを待たずして私の魂と涙腺はノックアウトされた。

MC-2

 そしてここで本日二回目のMCへ。YOASOBIを支えるバンドメンバーの紹介。AssH(Gt)、やまもとひかる(Bas)、仄雲(Dr)、禊萩ざくろ(Key)。夢中で撮影したが席の位置の問題もありこんな写真しか撮影出来ず…。(ざくろ氏にいたってはステージに映るアップの写真も撮れず本当に申し訳ない🙇‍♂️)
 DAY1のAyase撮影会に負けじとikura撮影会が執り行われる。限られた時間を名残惜しむように精一杯楽しむYOASOBIとバンドメンバー。楽曲を演奏している時間はもちろん、こういう部分も全力で楽しむYOASOBIらしさが存分に発揮された名場面だった。
 そして後半戦に突入して行く!!

M-9 夜に駆ける

 この曲に関してはもはや説明は不要!YOASOBIがその存在を世に知らしめ、私を含むファン全てが生で聴ける日を待ち続けた一曲!! LIVE開演時同様に「武道館」は「瞬」でテンションMAX!!!

M-10 怪物

 会場に鳴り響く不穏なイントロ。この日の為にアレンジされた不気味な「それ」を切り裂くikuraの重厚な「ア"〜」から始まるこの楽曲は、間違いなく2021を駆け抜けたYOASOBIを、いや、今年の音楽シーンを象徴する一曲だろう。最も激しく、最も荒々しい炎が噴き出す演出は迫力満点!!二階席にいた私までその熱気は届いた。ここだけ見ても大満足の今日イチパフォーマンスだった!!

M-11 優しい彗星

 YOASOBI初の有観客 LIVE「NICE TO MEET YOU」  の演出の中で今後最も語られるであろう、「スマホライトの星宙」。有観客だったから出来たこの「星宙」はここにしか現れる事のない、まさに「唯一無二の物」だった。次々と増えては揺れる光の粒達。私はこんなに幻想的な「星宙」を見た事がない。そして泣きながら感謝した。その一部になれた幸福をきっと死ぬまで忘れないと。 LIVEという場所でやっと出逢う事が出来た「優しい彗星」は、色褪せる事のない想い出を与えてくれた。
 これも極めて異例な「撮影オッケー👌」というルールを設けたYOASOBIだから表現出来た作品である。今後この形がスタンダードになっていくかもしれない。しかし、私を含めたこの「奇跡」のような二日間に立ち会えた幸運な14000人は都度思い返し口を揃えるだろう。
 全てが始まったのは「あの日」からだったと。

M-12 EpilogueからのM-13アンコール

 ここで「Epilogue」を差し込むところ。もはやなんも言えねぇ。「優しい彗星」で昂った感情を落ち着かせる為には文字通りMast…からの「アンコール」。膝をついて崩れ落ちてしまう。
 現時点での最推し曲であり、私が初めて涙を流した魂を揺さぶる一曲。
  LIVE終了後最初に放送されたANNXで、Ayaseがikuraの歌唱に対して最大の賛辞を示した曲でもある。個人的に「明日世界は終わるんだって」から始まり「ねえ、その時は二人一緒になんて」で終わる、架空の終末世界最期の一日の「音楽」と「人」に対する「溢れる想い」を原作から見事にInputしOutputしたAyase渾身の、YOASOBI屈指の名曲だと思っている。
 あくまでも私の中でだが、今回のLIVEのセトリの中で最も優れた構成がM-9からM-13の部分である。
 This is YOASOBI!!まさに「小説を音楽に」を体現したセトリに拍手👏👏

M-14 ツバメ

 会場に「ツバメ」が飛んだ!SDGsをテーマに公募された原作から生まれた一曲。地球規模の難しいテーマにも関わらず小さな子どもが楽しく踊れる曲調と、大人でも考えさせられる歌詞。具体的に提示する事の出来ない解決策や楽曲に含まれる悲しい側面を感じつつも、原作を読んだ時に作者が当時中学生だった事を知り、確実に存在する若い力を感じて感動した。
 ikuraの歌声に乗って「武道館」を飛び回る「ツバメ」。「原作」、「楽曲」、「関連作品」、「メディア展開」。相互に行き来しその「世界」を紡ぎ続け枝分かれしながら持続していくYOASOBIの活動自体がSDGsそのものなのかもしれない。

M-15 群青

 初の有観客 LIVE!!誰に尋ねてもトリの選択肢はこの曲一択だろう!!

最後はみんなでひとつになって、終わりましょう!

  これまでのYOASOBIとそれを取り巻く人々の「軌跡」と、二日間に渡る「武道館」の「奇跡」を最高の「青」に染めて!!もちろん一緒に「sing-along」は出来ない。しかし「武道館」に鳴り響く手拍子は間違いなくステージのYOASOBIとバンドメンバーには「sing-along」として届いていたはずだ!
 鳴り止まない拍手を背に深々と感謝の「礼」をして戻って行く彼ら。その姿が消えてもなお拍手は鳴り止まない。

アンコール

 その場にいた誰もが喉が張り裂けんばかりに声を張り上げ「アンコール!」と叫びたかっただろう。しかしその行為は決して許されない。そこにいる全員がそれを知っているからこそ鳴り止まない拍手で示す「アンコール」。
「まだ聴いていない曲があるよ!」
「今日のこの出逢いに、音楽という素敵なものにもっと感謝を伝えたいよ!」

  LIVEグッズに衣装を変えた二人とバンドメンバーが再登場。

この空間には愛しかないなと思って…

 涙を浮かべて話すikura。

泣いてもいいんやで。

 茶化すように声を掛けるAyase。

 このやりとりだけでこの場には「愛」と「幸せ」と「感謝」しかない事が分かる。バンドメンバーそれぞれからもコメント。

 「愛」と「幸せ」と「感謝」しか勝たん!
もちろんアンコールの曲はこれしかない!

M-15 ラブレター

 今回の初有観客 LIVE「NICE TO MEET YOU」のロゴ、その歌詞の中にある「はじめまして」と「いつもありがとう」。その対象は原作の手紙が示す「音楽」へであり、今日のこの日の出来事全てに向けての言葉だったのではないだろうか。
 DAY1の配信視聴時からずっと気になって考えていた事がある。それは一曲終わる毎にikuraが「ありがとう」と呟いていた事。意図的だったのか無意識にだったのかは本人にしか分からない。というか LIVEの終焉を迎えどちらでもいいのかもしれないと思った。きっとそれが意図的でも無意識でも根底にある彼女の気持ちは同じだと思ったからだ。
 そんな彼女に、Ayaseに、バンドメンバーに、全てのstuffに、そして「今日」という日を一緒に迎えてくれた全ての人に「ありがとう」を伝えたい🎶

【IT WAS NICE MEETING YOU】
【会えて嬉しかったです】

おわりに

※はじめにLIVEレポートという事で公式レポーター認定試験に続き敬称を省略した事をお詫び致します。

 リアルの忙しさと終わってしまった寂しさから十日も余韻に浸った挙げ句一部日記のようなクオリティーになってしまい申し訳ありません🙇‍♂️

 どうしてもこれだけは伝えたいという想いがあり、 LIVEレポートで書くべき事ではないかもしれませんがどうしてもYOASOBIのお二人、特にikuraさんに読んで頂きたいと思って書きます。もう少しだけお付き合い下さい。

 伝えたい事は以前から気になっていた一部アンチによるYOASOBIさんのパフォーマンスやikuraさんの歌唱に対する中傷のような✏️についてです。
 12/7放送のANNXで聞いたお二人の話に胸が痛くなりました。笑いながら話してはいましたが全然平気なはずはないだろうと思いました。それがわかるAyaseさんだからラジオという多くのユーザーに声が届くツールの中で普段はしない褒め言葉を掛け、控えめにリスナーに訴えたのだと勝手に思いました。
 この✏️がお二人からすれば的外れと笑われてしまうかもしれませんが、私の生き方にプラスの影響を与えてくれたお二人に伝わればいいなぁと。

 私はアンチという存在自体は否定しません。誰もが好きなものを好きだと言っていいように、嫌いなものを嫌いだと言ってもいいと考えるからです。
 ですが中傷は別物です。誰かが努力の末に得た結果を貶める事が出来るのはその当事者である本人か、同じだけの努力をして結果を得た一部の人間だけだと思います。

 下積みからここまでのお二人やバンドメンバー、stuffの皆さんが歩んで来た「軌跡」は誇れるものであり、これからも続いて行くものだと思います。
 「武道館」に立ち会った14000人と画面の向こうで見届けた何万人という人々、日頃からYOASOBIの音楽を聴いている人々。何よりもお二人の忙しさこそがその証明だと思います。あなた達の作る楽曲が。歌っているその声が。表現する世界観が。全ての活動が素晴らしい!!🎶大好きです🎶

 気休めにしかなりませんがどうしても伝えたかった想いです!これからもドキドキとワクワクを。毎日が楽しくなるような新しい試みを楽しみにしています🎶

 今回は公式レポーターの座を逃しましたが、次回かその次。チャンスがある限り挑戦しようと思います!直に会って私の人生に鮮やかな彩りと喜びを与えてくれたお礼を直接伝えられるよう努力します!

 まとまらないレポートになりましたが、最後までお付き合い頂きお読み頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

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