人生初の海外はケニアに父の墓参り〜ケニア探訪記1


始まりは突然に


2023年1月5日。私はfacebookのメッセンジャーにてラメシュ氏に新年のご挨拶をしようとスマホをとった。

ラメシュ氏は53年前にケニアで亡くなった私の父を弔い、現地で荼毘に付して骨にしてくれたナイロビ在住のインド人である。
たまたま父の知り合いの方の紹介で、コロナ真っ最中の時facebookで紹介してもらった。
私は常々「コロナが明けたら事故現場に行きたい、その場所に案内して欲しいと思っている」と言っていた。でもそれは、なればいいな、的な現実味のない口だけ番長発言。実際仕事やお金の問題もあり、パスポートすら持っていなかった。具体的に何をすれば行けるかも調べてない、実現には程遠い、口にするだけの夢であった。

2023年になり、日本からケニアへの渡航がレベル1に下がっていると知った。
ラメシュ氏はもう75歳。
私の方はコロナで仕事を辞めていて、子育てももう卒業。お金にも少し余裕のある状態になっていた。これを逃したらチャンスは二度と来ない。そう思った私は、文章は翻訳アプリにお任せで、とりあえずラメシュ氏に「ケニア行きたいです、来月父の命日に」とコンタクトを取ってみたというわけだ。

HELLO. I  WANT TO KENIYA.because
2/13 is anniversary of my fathar passing.

May I and my family visit Kenya from February 10th to 18th?

I have never traveled abroad, so I will start by getting a passport, but I would like to visit the scene of the accident on the anniversary of my father's death.

今見るとハローのあと、いきなりI WANT TO KENIAって…私よ、せめてGOは入れてくれ!テストならバツがつく。www

でももう賽は投げられた。もう後戻りはしない。英語ができないとかパスポートないとかはこれからひと月で解決する。
家族にも宣言した。今年の父の命日には家族でケニアで手を合わせませんか?と。

続く

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