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#先日の余談

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書き直すことがが少なくなってきた。(投稿してから数日は修正追記していますが♪)
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#歴史

木嶋神社の神幸祭では広隆寺に里帰りするって聞いたことがあります。

#先日の余談 昨日(10月13日)、台風19号の影響で開催が危ぶまれていた太秦の例祭・神幸祭(木嶋神社・通称「蚕ノ社」)は無事執り行われた。昨年は台風21号が直撃したこともあって中止(居祭)となったこともあるのでヤキモキしておりましたが、早朝から準備されていた神輿委員、奉賛会、木嶋神社の関係者の皆さんには感謝しております。 僕は太秦に移り住んでからは毎年ご奉仕しておりますが、御神輿が氏子の各町を廻る渡御ルートの中にお寺(広隆寺)の境内が含まれているのはまぁまぁ珍しいと思う

数千年前の銅鏡から始まって、ひたすら和鏡を磨くのは山本合金製作所の五代目鏡師

#先日の余談 銅鏡(どうきょう) その歴史は古く中国の「商(殷とも呼ばれる)」の時代から始まったとされている。殷墟時期(紀元前1300年?今から3000年以上前の話)の遺物に青銅鏡らしいものが発見されているという。日本国内では数百年遅れて弥生時代から古墳時代にかけて、三角縁神獣鏡などの遺物が多く発見されている。(紀元前900年〜紀元後600年?あたり) − Wikipediaなど参照 ちょうど半年ほど前に発足したとある部活動(まちなか美術工芸部)の「祈る銅鏡」というイベン

太陽の塔の内部潜入がオマケになったのは、先に「みんぱく(国立民族学博物館)」に行ってしまったから♪

#先日の余談 「太陽の塔」は岡本太郎氏がデザインした1970年アジア初の万国博覧会のシンボル。今もなお、大阪・吹田に遺構のように佇んでいる。僕が生まれたのは1971年なので万博は知らないのだけれど、高速道路(中国自動車道)から「太陽の塔」が見えてくると吹田に着いたと知らせてくれる目印のようであった。 岡本太郎氏は“芸術が爆発だ!”というフレーズの当人である。TVメディアでの使われ方の影響だろうか、天才で掴みどころのない芸術家というイメージが先行しているけれど、彼の著書『今

タロットカードを紐解くと、僕の趣向と重なるところが多いと気がついたところ♪

#先日の余談 初詣は氏神さまである木嶋神社(木嶋坐天照御魂神社)に参って、ご挨拶をしてから御神籤(自動販売機)では「中吉」をいただいた。特にどうって話ではないけど、そんな習慣で2019年が明けた。 思い返すと「占い」をお仕事にされている友人がいたと思うんだけど、最近お会いする機会もなく、かすかな記憶を辿ると西洋占星術ではなく神道にも精通されていたようなお話もされていたと思うし、むしろ占いというよりも鑑定とか口寄せというキーワードだった気がする。 西洋占星術と言えば、星座

西陣で絣(かすり)織りをされている工房を訪れた。

#先日の余談 西陣(にしじん) 京都上京区にある学区のひとつで、ざくっとその周辺も含んだ地域。その歴史は応仁の乱(1467年―1477年)に京都を主戦場とした戦争で、西軍の本陣が置かれたことがその名の由来とされている。 *学区とは、学校単位に設けた(通学)区域。京都は学区の活動が多いかと思う。(例:区民運動会) 今、僕が住んでいる太秦に引っ越しをする前は、その西陣と二条城の間に住んでいたこともあったり、むしろ太秦と西陣との縁(ページ末に後述)も非常に深いこともあって今

裏にある楠(クスノキ)の樹齢は数百年単位だろうな♪

#先日の余談 数年前、二条城の近く、玄関や窓は木建具で作られた長屋(築50年は経っているか...)で数年間暮らしていた。その後、普通の暮らしを求めて今の住まいに引っ越してきた。綿密にさまざまな物件を調べたわけでもないんだけれど、10mぐらい先だろうか、裏に大きな巨木が隆々とそびえ立っていた。 古い戸建てが連なる路地の中で、存在を知っているのは周りの住人だけだろうか、世間から忘れられたように立っている。その巨木は「楠(クスノキ)」という木。そんな木の足元で暮らすことにした。

北野天満宮「ずいき祭」のご奉仕から、そして「北野祭」の復興へ

#先日の余談 10月1日から5日にかけて、京都・北野天満宮(天神さん)にて「ずいき祭(瑞饋祭)」が開催されている。 京都の代表的な秋祭として知られる祭典。菅原道真公が大宰府で彫られた木像を随行のものが持ち帰っておまつりし、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えして感謝を捧げたことが始まりと伝わります。1日の「神幸祭」で天神さまを本社より西ノ京の御旅所にお遷しし、2・3日目は御旅所にて献茶祭などを斎行。4日の「還幸祭」で本社に戻られます。野菜や乾物で飾られた「ずいき御輿」は、ずいき

実家の氏神様は、宇治市の蛭子嶋神社(えびすじまじんじゃ)

#先日の余談 僕の実家は宇治市の槇島小学校の近く、昔の記憶だと周辺は田んぼか町工場が集まるような何処にでもある田舎の光景で、その中に「蛭子嶋神社(えびすじまじんじゃ)」と呼ばれる小さな神社もあった。 実家から歩いて10分弱の距離の小さな竹林の中に蛭子嶋神社がある。小規模ということもあってか、特に子供の頃の記憶は少なく、秋のお祭りで子供神輿に参加したのも小学生の低学年頃の思い出じゃないだろうか、神社から御旅所まで祖母と一緒に子供神輿を引く手綱を持っていたのを薄っすら思い出す

「スペイン料理って何?」という話があったので、自治州図解版を作ってみた。

#先日の余談 最近だと、モダンスパニッシュ(ヌエバ・コシーナ)とか言われる分類がある。分子ガストロノミーとも言われ、食材に亜酸化窒素を加えてムース状にしたり、液体窒素(マイナス196℃以下)を用いて瞬間凍結することで、食材の旨味を残したまま新たなアイデアで調理する料理として知られている。 モダンがあれば、トラディショナルとかクラシックという表現があるように、その土地に根付いた郷土料理(デル・プエブロ)もあるんだけど、広大(日本の1.3倍ほど)なスペインを一括りに説明するこ

忠義を貫いた知の武将「楠木正成 (くすのき まさしげ) 」

#先日の余談 ちょっと調べることがあったので、書き残しておく。 鎌倉時代終焉の激動の時代、その君主(後醍醐天皇)や室町幕府を築いた足利尊氏の存在が強烈にも関わらず名が残るほどの影響力や実績を残した武将、楠木正成。 皇居、二重橋を正面に見据えるように馬に乗る楠木正成像があり、兵庫県神戸市の湊川公園では荒ぶれる馬に乗る楠木正成像がある。 ・後醍醐天皇(ごだいごてんのう):96代天皇、南朝の初代天皇、鎌倉幕府倒幕の首謀者。 ・南朝(なんちょう):大覚寺統(だいかくじと