翻訳者の開業と確定申告 その前に

いやー、帳簿付け、確定申告、分けわからないですよね。何年たっても慣れません。ということで準備についてまとめてみました。

まずは開業届
開業届を税務署に提出します(開業したら1か月以内に)。早いうちがいいです。 税務署で紙一枚書くだけ。30分~1時間で可能。印鑑、マイナンバー、写真のある本人証明書を持参。「屋号」を考えておくこと。業種は「翻訳」で出せばOK。提出時に白色申告か青色申告を選ぶことになります。今はオンラインで出せるみたいですが、行っていろいろ聞いてきた方がいいですよ。自分の地域担当税務署は、市町村名+税務署で検索してみてください。

事業用の口座を作る
開業したらすぐが理想 個人のお金と事業のお金を分ける→別の口座にする
現金:最初に準備するお金を適当に決める(事業主借として処理する)。事業から見ると借金のようなものになります。

開業費用
開業のために事前に使った費用も、経費として計上できるので、PCや辞書、椅子や机の領収書も取っておきましょうね~

帳簿付けの学習①
開業届を出すときに、税務署に帳簿付けの指導を受けたいと相談してください。税理士会の無料セミナーや、税理士の無料指導を教えてもらいました。大変助かりました。

帳簿付けの学習②
翻訳は毎日大量の仕入れや売り上げを記帳する仕事ではありません。自作エクセルで処理しているつわものもいますし、会計ソフトを使えば何とかこなせる(ハズなのになんで毎年悩むのか…)
会計ソフトとその解説をセットで選べばいいと思います。

1)「フリーランスのための青色申告」(1800円程度)
書籍の紹介 フリーランスのための超簡単!青色申告 (kantan-aoiro.net)
本を買うと、エクセルの会計ソフトがセットでダウンロードできます。
毎年購入する必要がありますが、年度ごとに細かいフォローがあるそうです。

2)「やよいの青色申告オンライン」年間8000円~(1年目無料)

クラウドなので、外出先、オフィスでも入力できます(スマホアプリあり)。移動が多い人、副業の人、通訳をしている人にはクラウド型が便利ですね。
口座連携を使えば入力が楽になるそうです。請求書サービスなども組み合わせて、カスタマイズしても(いや、私はできてません…)
解説本を読みながら入力していくとわかりやすかったです。これは最初の年度だけ買えばOK。
https://www.yayoi-kk.co.jp/kakuteishinkoku/book.html
連携しているスモビバの記事は、弥生を使わない人にも役立ちます。

他のソフトもあるので、比較してみてくださいね。

あとは、1か月~3か月ごとに入力できればいいですよね。できれば…
入力もくもく会(オンラインで黙々入力する)みたいなのもあるので、お試しください。月末の請求書作成と組み合わせて時間を取ればいいんですよね(反省、反省)。

他には、漫画家の人たちの確定申告体験記が分かりやすいですよ。

マイナンバーカード
制度には反対だしカードも持ちたくないのですが、e-Taxに必要なので申請しました…時間がかかるので、こちらも開業届と一緒に済ませたほうが楽です。市役所の手続きで、暗証番号とかよく分からない番号が最後に渡されますが、これ、なくすと超大変なので、確定申告用のファイルに保存しておいてください。(5年ごとにカードを作り直す必要があるって、なんの苦行なんでしょうね…)

e-Taxの準備
登録そのものも大変面倒ですし、スマホやカードリーダーが使えるかどうかも事前に確認する必要があります。お正月あたりで確認しておく方がいいですね(今年はここで何回も挫折しました)。

詳しくは、もっと詳しい人に!というところですが、とっかかりになればうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?