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オペレーション・ヴァラン

ヴァランとレアル・マドリーにとって、次の数ヶ月が重要になる。
ヴァランの契約は2022年までとなっているが、『AS』の情報によれば、契約延長の動きはまだない。

ヴァランは、キャリアの将来を決める重要な段階を迎えている。
レアル・マドリーはヴァランを維持するため、すぐにでも契約延長交渉を開始する必要がある。

年齢や要求の違いにより、セリヒオ・ラモスとの交渉はより多くの摩擦が起こるかもしれない。
ナチョやエデル・ミリトンのパフォーマンスの低さも無視するべきではない要素だ。

コロナ危機により、様々プランなプランが考えられるが、問題が解決せず今季終了が近づけば、沼地に入ってしまう。
契約が残り1年半となれば、契約延長を拒否しフリーで出て行く“脅威”によって、交渉の主導権を他クラブに握られてしまうからだ。
29歳のワールドクラスのDFをフリーで獲得できる可能性があるとなれば、他の欧州トップクラブがすぐに獲得に動くことは容易に想像できる。

レアル・マドリーはまだ最初のコンタクトさえしていないが、ヴァランとの関係は良好で、現在の契約状況は重要ではないと自信を持っている。
だが、1年前に退団の危険があったことを忘れてはならない。
昨年4 月には、PSGがチアゴ・シウバの後釜としてヴァラン獲得に動いていたが、実現しなかった。
マンチェスター・Uも興味を持っていたとされている。
レアル・マドリーですべてを勝ち取ったヴァランは移籍を検討していた。
フランス代表としても世界王者となった今、次のチャレンジをしたいと考えていたのだ。

ヴァランが残留を決意した主な理由は 2 つあった。
まず最も決定的だったのが、壊滅的なレアル・マドリーの昨季のパフォーマンスだ。
リーグ3位、コパデルレイはベスト4、CLではアヤックスに敗れベスト16・・・
ヴァランは、2011年の加入以来最低の時期にレアル・マドリーを退団したくなかった。

そして、レアル・マドリーはジダンの復帰にも助けられた。
2011年、ランスでデビューしたばかりのヴァランを獲得するようペレス会長に推薦したのがジダンだった。
当時、レアル・マドリーが18歳の少年獲得のために1000万ユーロを投資したことは驚きだったが、今日では掘り出し物だったと考えられている。

【Source】4月26日、AS

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