見出し画像

"If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together"

[本記事は2020年頃に執筆していたにも関わらず、なぜか下書きになったままで公開していなかったものを発掘したため、4年後になって公開したものになります。2024年現在もトビタテの事業は継続していますが、当時とは制度などが変わっている可能性がありますので最新情報は公式ホームページ等をご確認ください。ところで当時の自分、なんで公開してなかったんだろ。うーーーん、謎。・・・20 July 2024]

アフリカのことわざらしいです。

薄々感じていたことなんですが、この言葉に出会って考え方変わりました。

わたくし昔から、めんどくさい人間関係とか、相談とか、どっちかっていうとそういうのが嫌いで1人で行動するのが好きだったんです。実際そのほうがそれなりの成果出てましたし。けどその分、問題にぶち当たった時に1人で解決しなきゃならないですし、失敗した時は全て自分の責任になります。それと当たり前なんですが、全ての仕事を1人でやらなきゃならないのでめちゃくちゃ働かなきゃないし疲れます。体験したことある人ならわかるとおもうのですが、1人でやるこの作業、心理的・肉体的負担、めちゃくちゃ大きいんですよね。だから続けてると疲れちゃう。けれども恐ろしいことに、ガツガツ働いてるときは自分の負荷量・疲労具合に気づけないんですよね。「なんで自分はこんな簡単な仕事もこなせないんだ!もっと働かなきゃ!」っていう考えに陥っちゃいまして。

・・・そんな働き方してたら、限界がくるわけで。実際、わたくし一度限界を迎えました。タスクがたまりにたまり、締め切りに追われ続けていた日々のこと。しばらく咳を伴う軽い風邪気味が続いてたんですが(1ヶ月くらい)、ある日それに加えて手の震えまで出てきました。それと床がグワングワンするようなめまいも。タスクにまったく集中できないような状況に陥るのが初めてだったので、かなり精神的にもさらに追い込まれてしまって。。。自律神経失調症と、診断されました。頑張りすぎだと。ストレスのかかりすぎが原因ではないか、ということでした。そのときは「ほげぇー」って感じで。周囲の小さいコミュニティ内の他の人たちよりは頑張っていた自信はあったのですが、外部の人から見てもそんなもんなのかーって、その時初めて知りました。んで2週間くらいなんにもしない(できない)日々が続きましたが、ストレスとタスクから開放されたのがよかったのか、症状の改善も見られるようになりました。やっとのことで普通に生活できるようになったころ、病院の先生からもOKが出たので改めて業務に戻ることにしたわけです。んでその復帰戦の仕事が東京での研修会。そう、復帰初戦が本州の端っこから東京までの大移動でした笑。我ながらバカだなぁって今になって思います笑。この研修、留学時にお世話になった奨学金プログラムに関連した事後研修というやつだったのですが、そのプログラムについての紹介をここいらで簡単にしておこうかと思います。

「トビタテ!留学JAPAN」というプログラム、聞いたことはありますでしょうか?学生の方ならポスターくらいは見たことあるのではないでしょうか?めちゃくちゃインパクトのあるポスター。インパクトはあるけど、トビタテというプロジェクトがどういうものなのか全くわからないことでも有名なポスターだったりもするのですが。。。あれ、めちゃくちゃ美味しい奨学金だったりするんです。正確には「トビタテ!留学JAPAN」は官民共同の留学促進プロジェクトで、その構成要素のひとつとして「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という奨学金出してくれるプログラムがある。っていう形らしいです。ちなみにプロジェクトの立ち上げと運営には文部科学省が関わっていますが、奨学金の原資は一般企業や一般個人からの寄付で全額まかなわれているので、多額の税金が投じられていない珍しい国家プロジェクトだったりします。このプログラムに合格すると返済不要の奨学金をいただけるのもありがたいんですが、僕個人としてはそれよりもトビタテのリソースにアクセスできるようになることのほうが価値の高いものだと思うんですよね。

トビタテ!留学JAPANのアドバンテージ
・マネジメントや大きな流れの作り方などを学べる高品質な事前事後研修
・尖ってる考えを持った同年代と知り合える
・留学終了後もトビタテ生限定で開催されるキャリアイベントに参加できる
・トビタテコミュニティを探せば異分野の専門家が簡単に見つかる
・Global ShapersやYoung Global Leaders、有名企業の社長に質問できる
・etc.

たぶんこのほかにも書き切れてないメリットがまだまだあるかと思います。なんかトビタテの宣伝っぽくなってきてしまったので、これ以上はやめておきます。。。

んで話は戻って、復帰初戦が東京での研修。これがトビタテの事後研修だったわけなんです。ボロボロに疲れ切った状態での初戦だったんですが、この状況で出会った言葉が

"If you want to go fast, go alone. If you want to go further, go together"

だったわけです。聞いた途端になんだかしっくりきたんですよね。きっとタイミング的にもベストだったのかもです。1人で頑張ってきて限界まで疲れ切ったタイミングで、この言葉との運命的な出会い。「1人でできることってわりと少ないんから、1人で何かやってうまくいかなくても仕方ない。自分なりにやってみた結果だから、次は周りも巻き込んで別なアプローチ試せばいいやぁ」って開き直れるようになった気がします。うむ、間違いない。この言葉との出会いがきっかけ。

それと最近、ここ半年くらいの話。自分の思いもしなかったような考え方とかアイディアを周囲の方々に与えてもらってます。まさに"Go together"したことで"Further"に行けてるわけです。あ、でもこれって多分、自分より少し上のレベルの人々と一緒に活動してるから思えることのような気がするのです。レベルが高すぎても疲れすぎちゃうし、低すぎても疲れすぎちゃう。自分を引っ張り上げてくれる方々と働くって大事なのかもです。

みんなで何かするって楽しいもんですね。

・・・誤解のなきように念のためお伝えしておきますが、もちろんチーム全体で見たら手の届かないくらいの神様みたいな方々も所属していらっしゃいますよ!あくまで同年代のごく限られた近くにいらっしゃる方々のなかだけでの話ですので。。。
んー、適切に表現できる言葉が見つからない。。。日本語ってムズカシイ。

おわり


ポスドクは金欠でやばいみたいな話をよく聞きますが、わたくし個人としてはありがたいことに日々の生活に困窮するほどの経済状況ではございません。とはいいつつも、めちゃくちゃリッチな生活ではないのも事実。お気持ちばかりサポートしていただけますとちょっと幸せになれる気がしますので(文字数