見出し画像

意外と知らない基本的なこと。「リース契約」と「保守メンテナンス」は別物です。

「リース契約」と「保守メンテナンス」は別物です。

お客様からコピー機・複合機の相談を頂き、お話を伺っていますと、リース料金の中に保守料金が含まれている(リース料金と保守料金は一緒)
と思われている方がいらっしゃいます。

それ、違います。

リース契約は、コピー機・複合機など機器を借りるための契約で、機器の保守は含まれておりません。※
コピー機・複合機の保守メンテナンスは別途、保守を行うメーカーまたはサービス会社と締結して頂く事となります。
よって、コピー機・複合機のリース契約と保守契約は、目的もその料金の支払先も違うのです。
※一部、保守とセットになって提供されている機種もあります。

リース料金はコピー機・複合機を借りる「だけ」の金額

リース料金とは、リース会社がお客様に代わりコピー機・複合機を購入して、お客様が借用するためにリース会社に支払う料金です。
あくまでもコピー機・複合機など機器の導入代金です。

要は、リース料金とはコピー機・複合機を借りる「だけ」の金額なのです。
「だけ」と書きましたがリース会社はコピー機・複合機に対して動産保険を掛けますので、水災や、火災などによる故障の場合は保険適用で修理することが出来ます。
リースで支払う月額の中には、その保険料が含まれています。
ただし、通常の使用の場合に起こる故障は保険適用外となりますのでリース会社は面倒を見てくれませんし、修理代は支払ってくれません。
(また、動産保険は「地震、噴火、津波」は対象外となるケースが多いです)

リース月額の計算方法

リース契約をすると、機器をリース会社がお客様の代わりにメーカーや販売店から買い上げ、契約期間中お客様にその機器を 自由にご利用頂けるようになります。
その対価として毎月「リース月額」をリース会社に支払います。
その月額は契約前の審査の際にリース会社から提示される「リース料率」により決まります。「レート」と言う場合もあります。
「リース料率」とはコピー機・複合機を購入するとした場合に支払う代金に対して、毎月支払う割合(%)です。金利とは違います。
コピー機・複合機の場合のリース期間は3年~6年の間で、5年間契約が主流です。

例えば、リースするコピー機・複合機の金額が100万円とします。
事前審査の結果、5年間の契約で契約料率が「2%」と提示された場合は、
物件金額:1,000,000 × 料率:2%=20,000円となります。
この場合は、毎月20,000円をリース料としてリース会社に支払います。

リースの契約期間終了後は、コピー機・複合機をリース会社に返却するか、1年ごとのリースの延長「再リース」をするかを選択できます。
※リース料率は、お客様の業歴や業績、国内経済状況などにより決まります。

リース契約と保守契約は別のものです。

業務用のコピー機・複合機には保守契約がほぼ必須

業務用のコピー機・複合機を導入する場合はほとんどのケースで保守への加入が必須となります。
この保守のおかげで、コピー機・複合機が毎日快適な状態で使用できるように保たれ、故障の際には無償で修理をしてくれます。
保守契約の内容は、コピー機・複合機の場合は「カウンター保守」という方式が一般的です。
そのほかにも「コピーキット保守」「年間保守」などがあります。

ここでは、コピー機・複合機の保守として一般的な「カウンター保守」を要いて説明します。
カウンター保守契約とは、
毎月の使用枚数に応じた金額をお支払い頂く事で、コピー機・複合機の保守・修理が受けられる仕組みです。
お支払いいただく料金を「カウンター保守料金」といいます。
修理代金(訪問費、部品代、など)は毎月お支払いいただく保守料金に含まれますので別途請求されることはありません。
また、弊社の場合はトナーも無償で供給されます。
この保守契約は、保守を行うメーカーまたはサービス業者と締結して料金を支払う形になります。

カウンター料金の算出方法

機器を使用(1枚コピー)するごとに、本体内蔵のカウンターがその枚数をカウントし、月ごとに使用枚数を集計して、決められた1枚あたりの金額に基づいて料金が算出されます。
「カウンター料金」には毎月お支払いいただく「最低基本料金」という条件があり、こちらはコピーをご利用しいていない月がありましても最低限お支払い頂く料金となります。
契約期間は一般的に5年間ですが、解約しない限りは基本継続されます。

例えば、最低基本料金が1,000円で、カラー@15円 モノクロ@1.5円という保守契約の場合で、1ヶ月間で、カラー500枚、モノクロ2,000枚を印刷したとします。
その場合の1ヶ月間の保守料金は、
カラー:500枚×15円=1,500円
モノクロ:2,000枚×1.5円=3,000円となり、
合計金額の4,500円が保守料金として請求されます。

この場合は、印刷枚数の合計金額が「最低基本料金」を超えていますので最低基本料金の1,000円は請求されません。
ただし、枚数が少ない月で、印刷枚数の合計金額が最低基本料金を下回る場合は、最低基本料金の1,000円が請求されます。

リースと保守の関係

通常、リースが出来るのはあくまで「物」に対してであり、「保守・サービス料金」などはリースの対象となりません。
リースでコピー機・複合機を導入する場合はリース契約・保守契約と、2つの契約を結んで頂く事となります。

よって、上記の例えを使うと
リース契約:100万円の複合機を5年間リースで、料率が2%
保守契約:最低基本料金が1,000円で、カラー@15円 モノクロ@1.5円
1ヶ月間で、カラー500枚、モノクロ2,000枚を印刷した場合は・・・

リース料金:20,000円/月
保守料金:4,500円/月 となりますので、リース料金+保守料金で、この月のコピー機・複合機のランニングコストは
24,500円となります。
※保守料金は毎月の印刷枚数で変わりますので、月々のランニングコストも変わってきます。

リース契約と保守契約についての違いについてご紹介しましたが、よくわからない。もっと詳しく聞きたい。
そのほかの事でも、ご質問がありましたらサガスまでお気軽にお問い合わせください。

コピー機・複合機のことならサガスへ
コピー機・複合機のリースの事ならサガスへお問い合わせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?