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かんたんハイブリッドカンファレンス

 COVID-19のおちつきとともに,講義や会議がオンラインからハイブリッドになりつつありますが,そのための環境みなさまどうしていますか? ここではそのような手法として,2つ方法を紹介します.
 なぜこの2つを挙げたか? それはわたしが両方とも利用し,簡単なハイブリッド会議を運営したことがあるためです.講義など,いつも使うような環境では1でいいですが,研究会など臨時の会場を利用する場合,会場の制約でどうしても2を選択しなければならない場合もあるのです.

  1. USB-Audioを会場音響設備入出力につなぐ

  2. USB無線マイク出力を会場音響設備出力につなぐ

1. USB-Audioを会場音響設備入出力につなぐ

1つ目は多くの学校でも採用されているのではないかと思いますが,教室,会議室の音響設備の入出力をUSB Audioにつなぎ,持ち込みPCをUSBにつなぐ方法です.

この方法は,部屋の設備を管理している人がUSB Audioと音響設備の入出力を把握し,きちんと接続していれば,利用者はUSB Audioを自分のPCに挿すだけで利用可能となるため大変便利です.会場によっては既に設置されているところもあるかもしれません.なお,わたしのおすすめはこちらですので,こちらができる場合は是非こちらで処理しましょう.おおよそ下記のような構成です.
必要な機材はUSB-Audio,会場音響設備と適合した入出力接続ケーブルです.

USB Audioをつかったハイブリッドシステム

2. USB無線マイク出力を会場音響設備出力につなぐ

2つ目は,教室,会議室の音響設備の出力のみを利用する方法です.この方法は部屋の音響出力への入力だけを利用するため,部屋の設備管理を介さずにできるため,お手軽です.その代わり,こちらでUSB無線マイクをちょっと準備する必要があります.

会場を借りる場合,音響設備には触れられないようになっている場合もあります.その時には部屋の音響スイッチャなどがあってもアクセスできないため,自前の設備で実施しなければなりません.最低限,部屋のスピーカへの出力さえ確保できればなんとかできます.構成ですが,おおよそ下記のようになります.
必要な機材は,USB無線マイクと,会場出力に適合した接続ケーブルです.

小型マイクをつかったハイブリッドシステム

両システムで重要なことは,マイクが拾う会場音声が部屋の出力に戻るため,ここに時間遅れがあってはとてもしゃべりにくいシステムになってしまいます.そのため,マイクがひろった音声はPCでのDAC処理を介さずに音響システムに返る必要があることに注意です.なので,USB無線マイクを選ぶときは,そのような出力があることに気をつけましょう.

いいたかったこと

というわけでこの記事で何をいいたいかというと,出張先などで持ち物を少なくしつつハイブリッド会議したかったらこのUSB無線マイクちょっといいかもしれないという話でした.おしまい.

なお,映像入力機材についてこちらで続きを書いています
https://note.com/saganull/n/n4d16f32bbef9


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