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行き着く先は奥、もっと奥

目に見えやすい飾りで彩って目隠しして
視線背けた先にみえる暗闇に残像は虚しく響く

いくら目をつぶって、気にしてないふりしても
そちらに偏っていく
そちらに向かってしまうブラックホールがある


遠くの嘆きや哀しみに身を染めるのも想像力であるように
日頃の身の回りや自分の足元に目をやるのも想像力だから

あげたシュプレヒコール、自らも身に受けつつ、
自分の奥底や、目に見えないそこらの扉の向こうにも光を灯す

そこで泣いてるのは誰?
きっと1人ではないね。  
それぞれが泣いてるさ。
傷つきたくはないでしょう、誰だって。 
こんな暗い光の下

戦争は日々に隠れていて
大きくなって歴史に刻み込まれ
小さな声は聞こえなくなり
朗らかな抑揚は消えるよ。

だから
無関心に飲み込まれる前に

行き着く先はもっと奥。
無関心に飲み込まれる前に

#散文詩
#SANSUKE合同会社

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