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SDGs未来都市・相模原とさがみこファーム

相模原市は2020年度に日本のSDGs未来都市のひとつに選ばれました。
SDGs未来都市は、国がSDGsを推進するため優れた取組みを提案した自治体に対して指定するもので、2018年度から2021年度までに全国で124の都市が選ばれています。
相模原市のホームページを見ると、SDGs未来都市とは「SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組みを推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選出されるものです」とあります。

市では本指定を受けて相模原市SDGs 未来都市計画を作成し、推進体制として市長をトップとした全庁横断的なSDGs推進本部会議が設置され、常設機関としてSDGs推進室が設けられて具体的活動が精力的に行われています。

その一環としてSDGsパートナー制度が設けられました。パートナーの応募要件を見ると、「相模原市に拠点がある企業・団体等でSDGsの達成につながる取り組みをしており、市やパートナーと連携してその推進に取り組む意欲があること」とあります。

昨年末、私たち(株)さがみこファームもその一員に加えてもらいました。以下は私たちが相模原市のSDGs推進に寄与できると思われるポイントです。

1.    再エネの創出と脱炭素化・エネルギーの地産地消
私たちは、現在、緑区青野原前戸地区で“さがみこベリーガーデン”を運営し、ここでソーラーシェアリング方式による太陽光発電を行っています。私たちは、本事業を通じてエネルギーの地産地消、脱炭素化を強力に進めてまいります。

2.    中山間地の荒廃農地の再生
私たちが事業化を進めている地域は、津久井から山中湖に通じるR413の道中にある典型的な中山間地です。この地で耕作放棄されていた荒廃農地を借り受けその再生にチャレンジしています。

3.    自然環境の保護保全
私たちは、それが合法であっても、自然環境の破壊につながるやり方は良しとしません。自然環境との共生が私たちの事業化の大前提になります。

4.    事業の市内への横展開
私たちが運営しているさがみこベリーガーデンは、生産農園機能、観光農園機能、太陽光発電機能の集合体です。ここで実証した種々のモデルを市内全域に横展開してまいります。

5.    地域雇用の促進
私たちは、本事業を通じて、地域住民、障がい者、学生、子育てママなど、多様な人たちの雇用の受け皿になりたいと思っています。

6.    子供たちの教育の場の提供
私たちは、未来を託す子供たちに、地球環境や食とエネルギー、SDGs等について学習する場を提供します。

7.    地域の活性化
私たちは、上記諸活動を通じて地域の活性化に寄与してまいります。

SDGsは、従来の価値観や慣習、法規制などの制約にこだわらないで新しい価値を創出することにより持続可能な開発を実現するものです。

私たちは、行政やSDGsパートナー、地域の方々との連携と協力を得て、諸々の制約条件を乗り越え、相模原市のSDGs未来都市計画の実現に寄与していきたいと願っています。

(2022. 4.30 山川陽一)

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