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迷ったらコレ!将棋の格言10選!


まえがき

 記事担当のシルエラです。
今回は将棋の格言をご紹介したいと思います。
 方針に迷ったとき、指し手が思いつかない時、
そういう時にこそ格言は頼りになります。
 たくさんある格言の中で、汎用性が高いものを
独断と偏見で10個選びました!
参考:Wikipedea 


◎「遊び駒は活用せよ」

 信用度100%
 
好きな格言です。同じ戦力を与えられているのに、遊び駒を作ってしまうと、駒落ち将棋を指しているのと同じになってしまいます。
 遊び駒を作らないように、働きが弱い駒を活用できるような手を指していけば自然と局面が良くなるものです。

○「三歩あったら継ぎ歩に垂れ歩」

 信用度70%
 こういう手も考えてみようね、くらいの格言。
効果が表れるまでに数手必要なので、仕掛けている途中で相手に無視されてしまうこともしばしばあります。
ただし効果はばつぐんで、基本的に防御不能であり、相手には歩しか渡さないのも大きなメリットです。

○「と金の遅速」

 信用度80%
 いわゆると金攻めです。と金の攻めは遅いようで早いことを示しています。とはいえ、そんなところにと金を作っても…… というシーンはあるので、本当に速い攻めになっているかどうか、しっかり読みましょう。

○「四枚の攻めは切れない」

 信用度90%
 正確には四枚の駒が効果的に連携を取れていれば攻めが切れない、といったところでしょうか。相手の受け等によって、四枚あるようにみえて、活用できている駒が三枚以下である場合は上手くいかないでしょう。
 「遊び駒の活用」と組み合わせたときに味が良い手になりがちです。
 逆に、相手の攻めを受けるとき、手抜くのか、攻め駒の数を減らして切らすことができるのかの判断材料になるかと思います。

○「終盤は駒の損得より速度」

 信用度80%
 
将棋は自分の玉が捕まる前に相手の玉を捕まえるゲームです。
駒得はその目的を達成するための手段であることを忘れてはいけません。
 ただし、駒損した結果、相手の陣形が強靭になったり、駒が少なすぎて攻めが切れてしまう場合もしばしばあります。駒得しながら攻めることができるならば、普通はその方が速いことも忘れてはいけません。と金攻めが速いのは、金銀をと金で取ってしまえるからなのです。

◎「寄せは俗手で」

 信用度90%
 派手な駒捨てで華麗に寄せられたら恰好良いですよね。
読み切れているのであれば、それで良いでしょう。
しかし読み切れていないのならば、それは博打です。
 ひねった手も必要ありません。局面を複雑化するのは不利な時の考え方であって、優勢な時は局面を単純化させていくべきです。
 優勢な時ほど普通の手で寄せた方が確実です。


文字ばかりだと目に優しくないですよね~

◎「王手は追う手」

 信用度100%
 無策に王手をして相手の玉を逃がしてしまう、ありがちな失敗を戒める格言です。他の格言とセットで覚えておきたいですね。

○「玉は下段に落とせ」

 信用度90%
 類似格言:中段玉寄せにくし。下段に落とせば寄せやすくなることを教えてくれる格言です。これができれば、難しい手が必要なくなるのも嬉しいポイントです。
 相手の囲いや陣形しだいなところもあり、上から押さえつけることができる局面で有効です。

◎「玉は包むように寄せよ」

 信用度100%
 王手は追う手とセットで覚えたい格言です。
 逃げるものを捕まえようとする時、みなさんはどうしますか?
逃げ道をふさぐように私は待ち伏せや挟みうちをします。
寄せる時、玉を捕まえる時も同じことです。

○「長い詰みより短い必至」

 信用度80%
 これは長い詰みを読めていない時かつ、自玉が安全な時に限り有効な格言です。それに詰みが読めているのなら当然詰ました方が確実です。
 しかし「詰むかも」程度で駒を捨てるような不確かな詰み筋ならちょっと待ったです。この格言を思い出せば最後の最後で逆転負けを防ぐことができるでしょう。

あとがき

 基本的な格言どおりの指し手が身につけば初段になれる、私はそう思っています。
 たくさんの格言がある中であえて10選ぶならば、と考えたものですが、他の方ならばどれを選ぶのか興味があります。
 それではまた別の記事で。

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