見出し画像

06_長押補強キットのポイント

[この記事はかべつよしの中級者さま向けの記事となります]

耐震補強に弊社耐震ボード「かべつよし」をご検討いただきましてありがとうございます。長押補強キットについてよく頂くご質問をまとめました。

①&② 長押補強キットは「モイス」の「真壁仕様」のみ!


和室の施工でつかわれる「かべつよし」は「モイスかべつよし」の真壁仕様
をご利用頂く機会が多いです。
そして和室の真壁には長押があるため、長押補強キットというオプション品もご用意しております。
名前の通り、和室の長押がある壁に補強する場合を想定しております。
和室は真壁仕様が基本ですので、長押補強キットも大壁仕様でなく真壁仕様でのみ使えることをご注意ください。

モイスかべつよしの概要
長押補強キットの概要

まとめますと、下記をまずご理解下さい。


③長押仕様の柱頭金物は「オリジナルコーナー」タイプのみ


かべつよしの柱頭金物は2種類あります。てもと施工型金物タイプとオリジナルコーナータイプですが、長押補強キットはオリジナルコーナー金物タイプのみ使えます。

大壁仕様の比較、右がオリジナルコーナータイプ

この2つの柱頭金物の違いが下記の通りです。

柱頭につける金物の違いが2種類あります

洋室や廊下などにはてもと施工型金物対応タイプのご利用が多いですが、和室=土壁・漆喰仕上げの壁にはてもとせーこという金物が土に干渉してしまうので、長押補強キットはオリジナルコーナータイプのみとなっています。

長押はさんで上下に土壁がみえる

図で示すと下記の右側になります。

キットを壁裏面から施工する

④寸法

寸法は下記のとおりです。


⑤施工手順


実際の仕様書にも表面・裏面・側面からの3つの図で解説しています。
条件は柱が105角以上、1P(3尺)までの施工となっています。
※木材はひのきを想定していますが、すぎの場合は別途補強が必要
※てもと施工型のかべつよしでは使えません

全体の施工イメージが下記の通りです。

■補足

かべつよしの施工に慣れて頂いた事業者さまでは、モイスかべつよし真壁の
施工を長押補強キットを使わず施工いただくケースも増えております。
これはボードを長押の裏から入れてそのまま施工するという流れです。
この場合は現場監理のご担当者や職人さまのご判断によりますので、施工マニュアル等をご確認のうえ進めて頂きますようお願いいたします。

通常のモイスかべつよし真壁仕様の施工
長押の裏に①のボードを滑り込ませる


■名刺や連絡先やリンク先一覧


ご興味やご相談がございましたら、是非お気軽にお問合せください。

エイム㈱ 大阪特販事業部 担当 田中


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?