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後悔

落ちた桜の花びらも綺麗だと思うように、
別れた後も何故か君を思い出しては綺麗だったと思う。

君から別れを告げたはずなのに、君は泣いていた。

未練は無いはずなのに。
君との写真が消せないままでいる。

あの泣き顔に何か意味があったのだろうか。
その時何か言っていれば何か変わったのだろうか。

そんなことを思えば思うほど、
君との思い出が蘇る。

自分が思っていた以上に君は僕のことを思っていたのだろう。

今になって正解に近いような回答が思いつく。

もう君と2人で会うことは無いからこそ。
思い出の中の君にその回答の答え合わせをする。

もうどのような会話をしていいか思い出せないのに。
記憶の中の君を思い起こそうとする。

自己満足でしかないのに。
今になってはもう遅いのに。

分かっていながらも、勝手にこの気持ちを抑えるかのように、思い出す。

夜が深くなっていく。

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