『〈子育て法〉革命 : 親の主体性をとりもどす』品田 知美 著

P106より
不規則な授乳は、子どもの消化器に負担がかかるため「下痢や腸炎」になって、命を落とす子も多かった。また、授乳には栄養以外に、慰めのためや子どもを泣きやませる道具としての役割があった。避妊目的もあり、完全離乳は遅い。段階的に離乳食をあたえる習慣がなかったことも、完全離乳を遅くしていた。

『〈子育て法〉革命 : 親の主体性をとりもどす』2004年 中央公論新社 品田知美 著

 20年前に書かれている、子育ての方法が変化してるけど、今してる親は判らないので、こんなに変わってるんだから自分と子どもと両方がコミュニケーションを取っていくように変化したらどうかとある本でした。
ええー、今よく問題になっているのと全く変わらないことを20年前も言ってるー!となりました。

 昔から日本では断乳が遅く、その方が良かったと現在育児関係の本にあり、母乳をあげがちな文化なのかなと思っていたのですが、親の都合(避妊含む)と暑すぎて食べ物が腐るからだった!
そしてそれなら納得です。

もうひとつ

P156より
たとえば、八歳の息子がだらしなくて嘆いている母親の相談に対する、ドルドの答えは明快だ。「子どもを手助けする最良の方法は、これ以上なにも言わないこと」で、「子ども自身が困って助けを求めてきたら、手伝ってやる」ことだという。つまり、嘆いたり困ったりするべきなのは子どもであって親ではないということが肝要なのだ。こういう態度を貫くのは、そう簡単なことではない。だが、自律をうながず子育ての本質をついたアドバイスである。

『〈子育て法〉革命 : 親の主体性をとりもどす』2004年 中央公論新社 品田知美 著

 フランソワーズ・ドルドというフランスの精神分析医が語ってる内容について。
そう!
マジでそう!自律しなくて困るのは子どもで、私ではない!
別のヒトですよ、です!


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