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ブラピは子供たちとの関係が悪化! ブラッド・ピットVSアンジェリーナ・ジョリーの現在地

2023年12月。あのブラッド・ピットが60歳=還暦を迎えた。誕生日の当日(18日)を迎えたのは、パリだった。一緒に過ごしたのは新たな恋人のイネス・デ・ラモン。二人は5つ星のブルガリホテルに宿泊し、コンサートやプライベートシェフによるディナーを楽しんだという。翌19日はイネスの32回目のバースデーということで、パリからLAへ移動した彼らは友人を招いてパーティを開いた。

イネス・デ・ラモンは、ジュエリーブランド〈アニータ・コー〉のヴァイスプレジデント(副代表)。2022年9月に、ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』などで知られる俳優のポール・ウェズリーと離婚(結婚生活は3年)。その直後の11月にブラピと出会い、そこから2人は急接近。美術館やハイキングへ行ったり、ブラピの自宅で一緒に過ごしたりと、真剣交際へ発展した。その意味で、2023年はブラピにとってハッピーな1年だったことが推測される。

このイネス、どこかアンジェリーナ・ジョリーの面影を思い出してしまう瞬間がある。ブラピは2020年に付き合っていたドイツ人モデルのニコール・ポトゥラツスキーも「アンジーの若い頃みたい」と騒がれており、 好きな“タイプ”がはっきりしてるのか!? 余計なお世話だが……。

一方で2023年は、ブラピにとってネガティヴなニュースもいくつか流れた。ブラピとアンジーの間には、6人の子供がいる。その内訳は、マドックス、パックス、ザハラという3人の養子に、シャイロ、双子のノックスとヴィヴィアンの3人の実子。アンジーとの離婚(2019年)後、彼らを巡って真剣争いが続き、2021年、ようやく長男マドックス以外の5人について、アンジーとの共同親権が認められた。しかしアンジーが納得せず、争いは継続。2023年の今、アンジー側はどうやら一番年少の双子が18歳になる4年後まで親権争いを引っ張る計画であるという。そこまでしてアンジーは、ブラピから子供たちを引き離したいようだ。

マドックスを中心に、年長の3人がブラピとの仲が芳しくないことは、たびたび報道されていたが、2023年はザハラがブラピにショックを与えるニュースもあった。2022年に名門女子大学スペルマンカレッジに入学したザハラは、同大学で初の黒人女子学生の社交クラブに入会。その入会式での自己紹介で、彼女は名前を「ザハラ・マーレイ・ジョリー」と宣言。このような場では正式名を告げるのが常識で、本来なら「ザハラ・ジョリー=ピット」と言うべきところを、あえて「ピット」の部分を外したのだ。そのビデオがSNSで流れると、ザハラとブラピの不仲が改めて大きな話題に。ブラピも悲しかったことだろう。

さらに次男パックスのニュースも、ちょっとした波紋を広げた。彼が2020年の父の日にインスタグラムに投稿した件が明るみになったのだ。当時16歳だったパックスは、ブラピのオスカー受賞の写真をアップし、「ワールドクラスのろくでなしめ。お前のために恐怖でおびえる弟や妹に対し、一切の配慮もない」などと書き込み、最後は「父の日おめでとう。最低な人間へ!」で締めくくった。プライベートジェットの機内で酔ったブラピに暴力を振るわれた疑惑など、長男マドックスの父への憎しみは有名だったが、これまでブラピに対して何も発言していなかったパックスが、ここまで辛辣に批判していたということで、3年前の投稿ながらブラピと子供たちの関係を裏付ける重要な一件となってしまった。

アンジーが主演した『エターナルズ』(2021年)のプレミアに家族で参加。左よりシャイロ、ザハラ、 アンジェリーナ・ジョリー、ヴィヴィアン、マドックス、ノックス

一方でアンジーは、2023年の雑誌(「WS」)のインタビューで、6人の子供たちとの良好な関係を語っている。いつの日か長男マドックスの祖国であるカンボジアに移住し、俳優を辞めてもいいという思いまで告白。現在は、子供たちがブラッドと会える距離で生活しなくてはならないが、その制約がなくなる時期を待ち望んでいるようだ。実際にマドックスやパックスは、アンジーの監督作でスタッフとして手伝っているし、ヴィヴィアンはアンジーの製作した舞台のアシスタントを担ったりしており、彼らと母親の絆は強固のようだ。

では俳優としての活躍はどうなのか。アンジェリーナ・ジョリーは、2021年の『エターナルズ』以来、出演した映画が公開されていない。しかしオペラ界の伝説のスター、マリア・カラスを演じた『Maria(原題)』は撮影を終えているし、2007年の1作目以来、声で参加している『カンフー・パンダ4(原題)』は2024年公開予定。さらに2023年末には『マレフィセント』3作目への出演契約を果たすなど、複数の新作の準備が進んでおり、アンジーの俳優引退はまだ当分先のことになりそう。監督としても、家族を暗殺された少女が成長し、復讐を果たそうとする『Without Blood(原題)』をイタリアで撮り終え、ポストプロダクションの最中だ。

ブラッド・ピットも2023年、日本で公開されたのは『バビロン』1本のみ。2024年は、同じ仕事を引き受けた2人のフィクサーを、ジョージ・クルーニーとともに演じる『Wolves(原題)』が公開予定。さらに1990年代に活躍したF1レーサーを演じる新作も撮影したばかり。プロデューサーとしてもボブ・マーリーの伝記映画など、2024年以降も数々の作品に携わっている。

最高ランクのスター同士のカップルということで、ハリウッドの象徴でもあったブラピ&アンジー。別れた後もつねに話題は尽きないが、ブラピと子供たちの関係は2024年もさらにいくつものニュースが飛び込んでくることだろう。

文=斉藤博昭 text :Hiroaki Saito
Photo by AFLO

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