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シャニアニ〜〜〜❗


もう色んな人の感想を読んで「わかりみ わかりみ」とした後なので、自分の感想がふやけてしまっている 短めです ネタバレがあり、私の話をしている時間が長い! 気をつけよう


まず、私が普段どういう姿勢でシャニマスのアイドルを見ているかというと、彼女たちに何かしらの仕方で憧れているような同年代から5〜6歳下くらいまでのファンを心に宿しています。 この子たちは基本的にその時推している283のアイドルのようになりたいと思っていることが多く、この子たちは私がその時観ているアイドルによって柔軟にそのガラを変えます。 
その子と「私」が思考の中心を主導権争いしていて、特に長時間アイドルのことを考えている時などはこの子が思考の中心を握り、アイドルのことを愛したり、畏れたり、勇気づけられたり、言葉にできぬほどの澄んだ気持ちになっていたりします。 別にこの子たちだけがそのように様々感じているというわけではなく、私もそのような気持ちになります。 私がこの子たちで、この子たちも私なのです

※念の為。ここでの「この子たち」とは283プロのアイドルを指していません。 私の中にいる私であって私でないような子達です。 ややこしいので以下Sと呼びます


12話通したシナリオ全体の描写の流れとしては、Pと真乃さんが出会い、真乃さんがイルミネと出会い、ユニット単位で活動していたみんながもっと流動的になって283のみんなと出会い、それぞれ関わり合っていく中でお互いに影響を与えながらそれぞれとしてのアイドルが形作られていく、という筋がありました。

これはどこか私の中のSの成り立ちと通ずるところがあります。 私はアイドルを志したことがないし、アイドルのお仕事が楽しいとかが経験から直接的には理解できません。 このままでは私と283プロのアイドルの関係は強烈に一方的な眼差しになってしまいます。 そのことが私にとって不都合に感じられて、その結果Sが生まれたのだと推測されます。 だとしたら、私という人もまた、283プロの彼女たちに刺激をもらい、自分というものを克明に捉えはじめ、変化したのだと言えます。

なので見てる間は結構「シャイノグラフィ」の歌詞の話をしているなと感じていましたね。単に私が歌詞をすらすら思い出せる全体曲が特にこれというのもあるけど


今作のプロデューサーはどうだったのでしょうかね? アイドルたちと関わっていく中で、彼はどういう心境にならざるを得なかったのでしょうか、描写の記憶がもう少なくてうまく思い出せませんね、本放送ではそれを意識して観るかもしれません。


他にも今作は多様な語りポイントがありますね。シナリオの話、劇伴の話、モデルやモーションの話、2期があるのかどうか、新規向けだっただろうか、等々

長々と言い連ねることもできるのですが、短くしたいのでひとつだけ。 3章で一番好きだったのはやはり、合宿のダンスレッスンでの振りのクセの違いですね! あ〜れはすごくよかったです。 私がアニメ視聴前から明確に求めてたもののひとつでした。 

シナリオの内容は非常に挑戦的で、すぐにひとつ評価をくだすことは難しいけれども、私にとっては非常に楽しめる作品でした。全力で観たと言える。

あ、気になることと言えば、Pとの出会いから真乃さんの関係性が広がり、敗退を経験するも1stライブに至り、ピクニックで大団円という、言うならば「王道」な成長冒険譚の側面と、11話12話の1stライブで顕著にあらわれていたような「実在」志向が、なんというか噛み合っていないようで、後者が突拍子のない印象になっていました。

一人の人間(真乃さん)が成長するさまを細かく丁寧に描くことで、他の人間にもそういうストーリーがあることを想起させる狙いがあったということでしょうかね? ここのところはなかなかうまく自分で咀嚼しきれていません。 パンフも買いそびれたからそれを買って読んでからまた考えたいですね。 また追記するかも!




Sは、自分が本当にアイドルになれるとはまだ思っていないのです


色々そのままにしちゃっています