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美容院に行けるようになった

美容院で髪を切るようになりました。
1〜2年前までは少し美容院で髪を切ることに抵抗があった。
それは、ほとんどコミュニケーションのいらない床屋育ちの僕には、美容院の作法が色々難しかったからだ。

まず、『今日はどうします?』と聞かれるのが難しすぎる。
美容院でどうされるのか、どうなりたいのかなんてダサ坊には分からんのです。

だが、今の僕は違う。
『今日はどうします?』と聞かれたときに、「なんも決めてないです、お任せで」
と選択を美容師さんに全部ぶん投げることで、いい感じの髪型になることに気がついたから。
指定するとしても長めか短めかくらいだ。
あれこれダサ坊が考えるよりも、プロに任せたほうがいいのだ。

その後の美容師さんとの会話も基本は、天気か飯か旅行の話をすることでやり過ごせる。
向こうもそんな盛り上がりたいとかでもないから、なんか無難な話をしとけばいい。
とっかかりはその3種を使って、あとは広げていけば場が持つ。

「今日暑いっすねー」
『半袖で丁度いいくらいだから、もう夏みたいなもんですよね』
「でも僕、半袖そのまま着るのあんまりしないんですよね」
『なんでですか?』
「腕細すぎるのが、ちょっとコンプレックスで…それ解消するためにチョコザップ行き始めましたもん」
『あー、チョコザップ最近CMめっちゃやってますよね』
「筋トレとかします?」
『やってますね、スクワットと〜』

こんな感じだ。
美容師さんによると思うが、自分の情報7で相手への質問3くらいで喋るのがいいと思ってる。
美容師さんからすると僕がどういう人間か分からないため、丁度いい話題を入れ込むのが難しいはずだ。
そのため、この例であれば【筋トレ】をキーワードとして入れた。
トークテーマがはっきりすると、美容師さんは圧倒的場馴れをしているので、大体そつなく話が続く。
お互いに(何話せばいいの??)と遭難することを回避しているのだ。

そして、髪を切り、シャンプーをして乾かしてセットして、全て終わったあとの
『写真撮ってもいいですか?』と美容師さんからの一言に安心する。
僕はここに来たらダメな客じゃないんだね?と確認ができた気がするから。
一応、数日後に店のinstagramとホットペッパービューティーに写真がアップされていることを確認するまでがワンセット。

これらを実践できれば僕みたいなダサ坊でも、美容院でそれなりに似合う髪型にしてもらうことができる。

ただし、大前提がある。
美容師は同性に限るということだ。
ダサ坊、というか僕は、女性の前だと見栄張って失敗しちゃうから。

世には男性をメインのターゲットとしている美容院があります。
そこで男性の美容師を指名すればいい。
助かりマンモス。

バリカンメインで短髪にするなら床屋のほうがいいと思うけど、ある程度の長さある状態にするなら美容院のほうがよさげです。

髪型もそうだけど、変わることを恐れないほうが人生は楽しい。
なんて、少し大袈裟にまとめてみたりしちゃう。



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