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2nd season; チベット便り

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The recording of my cinematic ordinary life in Tibetan camp
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#ダライ・ラマ14世

チベット便り011 壁の外

今日は気合を入れて、壁の外へ出る。娑婆の空気を吸いに行く。        リクシャとメトロを乗り継いで街へ繰り出す。                のっぴきならない事情でForeigner Regional Registration Office 外国人登録窓口に行かねばならない。手続きや対応が、ザ・インドと言う感じで 悪名高い施設らしい。気が乗らない。もう一回言う。気が乗らない。 壁の外にはオートリクシャ。リクシャの語源は日

チベット便り010 ゴンパ前にて

ヘッダーの写真は、ゴンパ前の露店。葛きりのような物に、辛めのソースをかけて食べる。ぶつ切り、又は、麺のようにスライスするかを選べる。私は一度しか食べてないが、行列ができる時もある。忙しい時は、インド人の少女や少年が水を運んだり、洗い物をしたりと手伝っている。ビニール袋に入れてテイクアウトするローカルをよく見かける人気店だ。[帰国後、調べたところ、Raphing(ラフィング)と呼ばれるチベタンのストリートフードで、浮き粉(小麦粉のグルテンを取り除いたデンプン)で作っている。分離

チベット便り009 そうだゴンパ行こう。

From Tibetan Camp ヘッダーの写真は、タルチョー(五色布)と、車輪と鹿のエンブレム。エルマ鹿を名乗るくらい鹿が好きなのは、標高800mで過ごした思春期に野生の鹿とちょくちょく会っていたことと、大好きだったリヴァーフェニックスの映画「スタンド・バイ・ミー」のゴーディが夜明けに線路で鹿と視線を交わすシーンが好きだったからかもしれない。害虫や害獣や雑草などと言うのは人間が決めたことであって、当動物や、当植物から言わせれば、人間こそが害獣だろう。と常々思っている。

チベット便り006 Tibetan Tea

ヘッダーの写真は、いつもの角のお店に飾ってあるダライ・ラマ14世の写真。 この写真がとっても好きだ。 Tibetan Food offering player この茶屋は、ウェイターもみんなイイ感じで、ラマたちも良く立ち寄っている。 チベタン料理は、私の口に合い、ウェイターさんに聞きながら、たくさんのチベタン料理を堪能した。辛さに慣れていないジャパニのために、「ヴェーリー スパイシー。」と大げさに教えてくれる。 チベタン ティは、バターティーで通じる。しょっぱいミルク

チベット便り005 Idiot Riot

もう、こんなのこりごりだって体験を、不本意ながら繰り返して まだまだ修行が足りないのか、私の内なる平穏を乱す輩に カビカビ(ヒンディで、たびたび。サムタイムス。)出会ってしまう。 仕返しを考えるなんて、あんまり良くないとは思うが、 ムカついてしょうがないので、脳内で復讐をする。 嘘をついたヤツに、針を千本送ってみたらどうだろうか? 恐怖を植え付けることはできるだろう。 コストは、三千円くらい。あと郵送代。        でもやっぱ飲まれても困るし、針千本の無駄遣い。 針は

チベット便り003 カルマポリス"2000rps

 『くるちゃんが来〜る〜っ!!』とか言って、  笑ってやり過ごすしかなかったから。  トム・ヨークが"This is what you get."って優しく、  何回も頭の中で囁くもんで、もう観念した次第である。 (このライヴの時の"This is what you get"の声が脳内で流れていた。) ホテルのロビーのソファーにどっかり沈んで、  呆然とテーブルを見つめていた。  フロントでは、オーナーといつものフロント係が、  携帯と電話を駆使して、このチベタンキャ