マガジンのカバー画像

2nd season; チベット便り

19
The recording of my cinematic ordinary life in Tibetan camp
運営しているクリエイター

2021年6月の記事一覧

チベット便り011 壁の外

今日は気合を入れて、壁の外へ出る。娑婆の空気を吸いに行く。        リクシャとメトロを乗り継いで街へ繰り出す。                のっぴきならない事情でForeigner Regional Registration Office 外国人登録窓口に行かねばならない。手続きや対応が、ザ・インドと言う感じで 悪名高い施設らしい。気が乗らない。もう一回言う。気が乗らない。 壁の外にはオートリクシャ。リクシャの語源は日

チベット便り010 ゴンパ前にて

ヘッダーの写真は、ゴンパ前の露店。葛きりのような物に、辛めのソースをかけて食べる。ぶつ切り、又は、麺のようにスライスするかを選べる。私は一度しか食べてないが、行列ができる時もある。忙しい時は、インド人の少女や少年が水を運んだり、洗い物をしたりと手伝っている。ビニール袋に入れてテイクアウトするローカルをよく見かける人気店だ。[帰国後、調べたところ、Raphing(ラフィング)と呼ばれるチベタンのストリートフードで、浮き粉(小麦粉のグルテンを取り除いたデンプン)で作っている。分離

チベット便り009 そうだゴンパ行こう。

From Tibetan Camp ヘッダーの写真は、タルチョー(五色布)と、車輪と鹿のエンブレム。エルマ鹿を名乗るくらい鹿が好きなのは、標高800mで過ごした思春期に野生の鹿とちょくちょく会っていたことと、大好きだったリヴァーフェニックスの映画「スタンド・バイ・ミー」のゴーディが夜明けに線路で鹿と視線を交わすシーンが好きだったからかもしれない。害虫や害獣や雑草などと言うのは人間が決めたことであって、当動物や、当植物から言わせれば、人間こそが害獣だろう。と常々思っている。

チベット便り008 Tibetan bread

ティモもおいしいけど、チベタン ブレッドが好き。              ブランチの時間帯には売り切れてる時が多く、                凹む私を不憫に思ったバィジーが、朝5時頃から路地で売っていると      教えてくれた。ツーリストでも買えること、ちゃんと確認した。 7時には完売するとの情報を得たので、次の日張り切って5時に起きた。    薄暗いロビーのソファーで寝ているフロント係を起こさないように、      こっそりと外へ出る。 けっして良い匂いとは言

チベット便り007 底なしEndlessly deep

デリーでこの曲がずっと頭ん中流れてた。    てか、口ずさんでた。何回も。    で、「too much」って怒られた。    写真は、初日のホテルの窓から世界一汚いといわれる    ヤムナー河の川面に映った夕陽。    学校が閉鎖されて、外出禁止令が出るほど   「目に見えて」汚い空気が、景色に紗をかけて。 Next Episode: