「マイノリテイとアイデンティティ」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章
今月はアイデンティティに関して、色々と考察を巡らしている。結局、人生はアイデンティティの探索と言うか、発掘と言うか、開発と言うか、社会での立ち位置を決めることなのだろう。但し、社会は常に変化し、流動的であり、多様化の波は激しいから、建てたはずの我が身の座標も、揺れ動き、あっと言う間に掻き消えてしまうから困ったものだ。多種多様という生物本来の持つ個性は、ある意味、マイノリテイの証明でもあるのだが、マジョリテイという社会の中では、押し隠しながら生き抜く事も処世術として重要である。