日記 2020年4月29日

数ヶ月前からチケット取ってたお芝居、やっと公開が決まった新作映画、好きなアーティストのライブ、週末の友達との約束。先の楽しみがことごとく無くなって、無気力極まれりという感じ。
ここまで「楽しい」に離れると、それらを欲する気も起きなくなるんだな。こわいな。

いつの間にか桜は青い葉をつけているし、ツツジがぽこぽこ咲いている。風は温いのか熱いのかのせめぎあいで丁度いいし、ましてやもうコートは必要ない。学校のチャイムは聞こえないし、お昼間でも子供たちが公園で駆け回っている。
当初は「今俺たち、歴史上のでかいイベントを経験してるぞ!」ってほんの少し感動したし、家に籠もっていると世界が救えるんだって気分を上げていたけども、だんだん心の端のほうが荒んでささくれ立ってパラパラになってくる。しょうがない。

2年前だったか、ライブ終演後ご自由に持って帰ってくださいとアナウンスされたのでスタンド花のお花を数本頂いて帰った。その時のケイトウの花の種を取っていたのを発掘したので空いている容器に植えた。上手く行ってもし芽が出たら万々歳。

たぶん今自分に足りていないのは、生きているものとのふれあい。

その時はしょうがないけれど、もし自分がこの流行り病で死んでしまうのは何というか、自分のプライドが許さないというか。かっこよくない、というか美しくない、というか。うまく言えないけども。

生きのびような。

あなたの好きなアイスは何ですか