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占術エッセイー四柱推命編

エッセイと題して占術のあれやこれやを私的に思うところをつづります。そう私的にですのであしからず。

それでは

四柱推命編

四柱推命は私が一番最初に取り掛かった命術です。十干十二支を配置してその日生まれた気配を読み、大きな運の流れを読みます。

どの東洋占術を使うにしてもこの十干十二支の理論を染みつかせないことには話にならないのです。(いやぁ、最初は大変でした)

十干とは「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類

十二支とは「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類

十干十ニ支が陰陽のきまりで組み合わされて60干支になります。
60歳の還暦はこの60干支を循環して一巡し終わったことを意味します。(めでたいしご苦労さまってことでお祝いしますね)

十干十ニ支を四つの柱(年・月・日・時)に配置してその生まれた瞬間の気配を読むのです。生まれた瞬間にこの世の空気を吸うわけです。その時の気配がその人の運命をつかさどっていると考えます。神秘的です。

これはすべての時に配置されてるものです。今、この瞬間も配置がされてるのです。なので、勉強を進めるとこの暦というものに非常に興味ともっと知りたいという気持ちが沸いてきます。

もちろん、四柱推命だけではなく、九星術、紫微斗数などなどはこの瞬間の配置により気配が成り立っている。空間ですから方位も関わってきます。

逆にこの瞬間を読み取って卜占(ぼくせん)といわれるのがあります。その人が思って口に出した内容(いわゆる相談内容です)を瞬間の配置により読み解いていくのです。おもしろいですね。鑑定で『何も言ってないのになんでわかるんですか?』はこれにあたります。すべては気配を読むということに尽きるのです。

さらに、吉日をとることもできます。その人の誕生日に対しての吉、その家に対しての吉、事務所開設、開業、引っ越しなどはこちらを重視します。

すべては暦の配置、そしてその瞬間の方位の気配によります。なのでこの空間いわゆる宇宙が私たち人間にどれほどの影響を与えているのか、それを享受するにはこの気配と調和するということに尽きるのです。

四柱推命の初級勉強の時代はまず読み方、ロジックを必死に追いかけてこの気配ということに至るまでに何年かかったでしょうかね(汗)

もちろん、比肩がきてるから独立離別がどうとか、正官がめぐってるから女性は結婚、男性はお仕事運がどうとか、ロジックはあります。重要な「滴天髄」は押さえておく必要もあります。そのうえで最終的には四柱の気配、十干十二支の気配と大運の気配、そして今年の気配、そして月の気配を総合的に見て調和されてるのか否かが私的には重要なのです。

調和されてる気配をみるのはまるで自然から音が奏でるのを聞いている感じです。なかには美しい旋律を奏でるような命式があります。

また、癖のある命式を見ると惹かれずにはいられません。個性ですね。とても魅力的なんです。

配列に偏りがあるとそこに問題が生じます。すべては調和です。調和できていなければ整えればいいんです。その整え方も十干十二支を使う。方位も使う。やってダメならまた微調整をかける。といった感じです。

ちなみに私ごとですが、私は日干「壬」です、妹は日干「甲」で、弟は日干「己」です。子どものころは恐ろしいほど弟と喧嘩していました。妹とは対等という感じで私はお姉さんですが、妹は対等なんです(笑)

日干がバラバラですが、割と自然景色としてのバランスはよい方だと思います。四柱推命を勉強後は妹の「甲」と弟の「己」は干合といいましてピタッと合うんです。実際妹に聞くと弟への兄弟愛が盲目なんですよね。(私もちゃんとありますけど・・・)

で、私の「壬」と弟の「己」とは己土濁壬といいまして、ま、弟のほうが私をうっとおしと思う、私も関わっては嫌な思いをするみたいな感じで子どものころの喧嘩が面白いほどよくわかります。

で、どうしたかというと、必ずなんでも妹に間に入ってもらうことにしましたら大成功です。

今では弟とも喧々したムードはゼロになりました。他の方法論も使ってるのですこぶるいい感じです。

兄弟のことは私のちょっとしたカルマですが、克服できたかなと思います。

これは簡単な例です。

すべて日干だけでキャラクターが形成されているわけでもなく、生まれた季節(月支)や環境(年干支)などなども考慮に入れる必要はありますが、単純に日干だけで人間関係を調整することも面白いと思います。(割と重要視する方も多いようですよ)

勉強は続くよどこまでもですが、年数を重ねるごとに四柱推命との向き合い方が変化してるのを感じています。今はカレンダーを読むように十干十二支がクルクルと私の周りを行ったり来たりしてるのを微笑ましく見ています。

四柱推命編、いかがでしたでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました。


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