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ジュリアン アサンジとweb3との思想的繋がり

2024年6月25日、Wikileaksの創設者Julian Assange氏(ジュリアン・アサンジ)が釈放されました。彼は米国政府の機密情報を公表し、不正アクセスの罪で起訴されていましたが、司法取引により米国の刑務所収容を免れ、母国オーストラリアに帰国する予定です。

アサンジ氏の活動は、デジタルカウンターカルチャーと深く結びついており、web3の思想もその影響を受けています。本レポートでは、彼の活動がweb3の思想展開においてどのような位置付けにあるかを簡単に解説します。

デジタルカウンターカルチャーは、自由、平等、プライバシー、透明性、個人の権利を追求する運動です。1990年代以降のインターネット技術の発展により、これらの価値観が再評価され、オープンソースやクリエイティブ・コモンズといった概念が広まりました。

特にサイファーパンク運動は、リバタリアニズムの考えに基づいて、個人の自由、権利、プライバシー、情報への自由なアクセスを重視し、アサンジ氏はこの運動の主要な支持者の一人でした。

アサンジ氏は、「弱者にプライバシーを、強者に透明性を」という信念のもとWikileaksを創設し、政府や企業の権力の乱用や不正を暴露し、社会的変革を促しました。Wikileaksは、情報の透明性と自由なアクセスを追求し、中央集権的な権力構造への対抗手段を提供しました。

こうした彼らの戦いを経て、自由や平等、非中央集権化の重要性がより追求されweb3の誕生に至りました。アサンジ氏の活動には国家安全保障を脅かしたとして批判もありますが、web3の思想に興味がある方は、ぜひアサンジ氏やサイファーパンクについてさらに調べてみてください。

web3の思想背景には、リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズムといった思想があります。興味のある方は、筆者がHashHubリサーチへ寄稿したレポート(有料)もご覧ください。

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