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順不同と媚びる


聞きながす声量になんかいもスノーノイズをかぶせて 気は遠く



手の甲をみせないようにだんだんと上に重ねた悪口の塔



ひとり降り ふたり降り 終に残る電車の片隅つぶれる二席



錠を引く鍵穴のむこう近距離で見ている玄関の戸締まり



置いてきた短歌あまりに暗いって聞いた明が逆立ちしてくれる





#短歌  #日記