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2020.06.04 短歌うたよみん『キック』


砂浜を片足ずっつ蹴りあげ走る海までの素足は跳ねて
晴天をキックする六月梅雨が例年通りはじまるのでしょう
やわらかなドルフィンキックの飛蚊が泳ぎ瞳が汚れていくの
香ばしいでん六豆のピーナツをきつく被せるサクサク食感
茎の束きつく結えて干していくにんにくの生の滴りを



#短歌 #現代短歌 #短歌うたよみん 『キック』