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2020.06.06 短歌うたよみん『キック』

ヨロコビを踏み込んでいく階段がピヨピヨサンダル如く鳴る
舌で蹴るちぇっと舌打ちできなくて言葉にちぇっと出したレッスン
タコさんが道路にほんとにあったから伝えたかった 蹴らないでいて
マニュアルに沿うというならば朝顔の蔓が巻きつく夏思う
おろしたて靴のがんばりがおしえてくれた 擦れなかったここんとこ
蹴りあげておおきくゆれるブランコに乗れないなんて言えるわけない



#短歌 #現代短歌 #短歌うたよみん 『キック』