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茶熊さえこ
2020年5月5日 16:11
眠ってたつもりないけど眠ってた時間(とき)が夕暮れが傾いていく蓄積の涙が潤う眼球をなぐさめているアイマスク古書が集う神保町に君をみる《恋のたまねぎ》を捨て去ってさ。住み慣れたきみんちを発つ出勤に時差的な同伴を目論む短歌がキライそういった君に似ている感情を得ているなんて機微に触れ。発芽を待たぬ種のまま土壌のなかでしずかに眠る #短歌 #現代短歌 #恋愛短歌
2020年5月2日 09:59
遠ざかる景色のそばの(君だけ)が見える想いを寄せる駅探すとか探さないとか邪道を撥ね手と手をつなぐ ゆびまでつなぐ君がみる背丈のどこをつつんでる?差異まで和むふたりのデート #短歌 #現代短歌 #恋愛短歌
2020年4月30日 23:04
【君が見ていた隠れんぼ】 屋上にあがる最後の一段で慣れない煙草がおとなびている気にかけて触れる膝の感触を狩りでみている君との距離を 後戻りできない恋の置き去りはメトロホームのゴミ箱の前 #短歌 #現代短歌 #恋愛短歌