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#恋愛短歌

2020.05.05

2020.05.05

眠ってたつもりないけど眠ってた時間(とき)が夕暮れが傾いていく

蓄積の涙が潤う眼球をなぐさめているアイマスク

古書が集う神保町に君をみる《恋のたまねぎ》を捨て去ってさ。

住み慣れたきみんちを発つ出勤に時差的な同伴を目論む

短歌がキライそういった君に似ている感情を得ているなんて

機微に触れ。発芽を待たぬ種のまま土壌のなかでしずかに眠る
#短歌 #現代短歌 #恋愛短歌

2020.05.02

2020.05.02

遠ざかる景色のそばの(君だけ)が見える想いを寄せる駅

探すとか探さないとか邪道を撥ね手と手をつなぐ ゆびまでつなぐ

君がみる背丈のどこをつつんでる?差異まで和むふたりのデート
#短歌 #現代短歌 #恋愛短歌

2020.04.30オムニバス三部作

2020.04.30オムニバス三部作

【君が見ていた隠れんぼ】

屋上にあがる最後の一段で慣れない煙草がおとなびている

気にかけて触れる膝の感触を狩りでみている君との距離を

後戻りできない恋の置き去りはメトロホームのゴミ箱の前
#短歌 #現代短歌 #恋愛短歌