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茶熊さえこ
2020年2月29日 19:31
冷凍の林檎をおろす小鍋にはいずれジャムなる飽和の冬だ道徳の栞がゆれるパピプペポだからって理由をつけた師匠のことはわすれない覚えているの揚げ物をするのですかと大量のキッチンペーパー売り上げ伸ばす #パピプペポ川柳 #短歌 #現代短歌 #時事短歌
2020年2月28日 01:08
真夜中にかけるアイロンの熱さがやわらぐ朝(行ってらっしゃい)したつもり 仮定のなかで寝落ちて目覚め断定と気づいて存在 #短歌 #現代短歌
2020年2月27日 00:27
巷では賑わうコロナゆえ便乗しているLINE「マスクしてる?」お似合いよってレプリカのメガネの蜻蛉が手鏡を見ているの短歌うたよみん『虫』ビリリって裂いたビニールのケースはぺろぺろぺこちゃんかとじっと見る #短歌 #現代短歌
2020年2月24日 22:20
ここだよって22ページの付箋の色は愛想もないよなパープルで。受け取りのパスタが有意義に "巻きとりました” と内覧の会になるいつもとは違う席に居座り学生と一緒に学ぶサンマルク #短歌 #現代短歌
2020年2月24日 22:21
あまりにも耐えられなくて着信拒否する彼と彼側の事情
2020年2月23日 02:57
星のないプラネタリウムが眼裏にチカチカ光を宿してる眠る猫(こ)のららばい謡う真夜中にララバイバイなんて言わないで #短歌 #現代短歌
2020年2月23日 00:42
外環の風吹く道路にビル風が。知らないままで知らない夜で渋滞のながれを避けてこのかどをまがればきみのいるテリトリー #短歌 #現代短歌
2020年2月22日 04:07
いつだって読めない空気が誇ってる "ツイートをさらに表示" って囚われてセルリアンブルーの、うたを いろを。なんとかつくりたかった風に乗りながれる煙り避けていく受動喫煙さえも一緒に #短歌 #現代短歌
2020年2月21日 07:40
いつのまに Appたちが揺らしてる寝落ちのときを知るかのように
2020年2月20日 08:03
おおあくび三回もするその機能 お は よ ぉ って な み だ がたまるささくれのとげとげパンダを飼うママのゆびにハンドクリームを塗る余暇のあれこれトングでなぞる癖なんてお痛(イタ)な手だ パチンと叩く来週も再来週も変わらない髪の長さを記憶に止めて短歌うたよみん『髪』見てごらん あの斜め上の茶髪にニット帽を被せて想像短歌うたよみん『髪』 #短歌 #現代短歌
2020年2月19日 01:10
視野の中すべてから生まれるうたが時間(とき)をともにしているのです焼きたてのパウンドの香をいちじかん放って包む。洒落てランデブー #短歌 #現代短歌
2020年2月18日 18:18
二日目の yuzu oil が堂々と先頭をきる前髪でしたコロコロとコロがるコロナ侵略が移行へつづく勤務体制 #短歌 #現代短歌
2020年2月18日 08:01
ストックの三分の二が『断じて準備中です』と頑張るマスク Fからのノートを整理していくつもり引き出しの書類のように短歌うたよみん『変化』 #短歌 #現代短歌
2020年2月16日 20:18
パンプスがあげた悲鳴を玄関に置き去りにしたワタシは今日も短歌うたよみん『変化』閑散としてるパン屋が物語る不景気の波がシャッター街に。短歌うたよみん『変化』 #短歌 #現代短歌