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2019年11月の記事一覧

短歌日記

そら豆派所属のあたしはふかふかの巣床で時満ちるのを待つ

※うたよみん過去うた

明らかにメイクのりが鈍じる際で発達してる睫毛です

二年目の もふそっくすがなでています ゆるんだごむがあしくびを

アソートのどれか掴むまで約0.001秒かかって選ばれたチョコ

あまりあるてんてんてんを健気とよんだ無邪気な寡黙を捧げます
#短歌 #日記

短歌日記

短歌日記

抱き合って眠る夜なら雨だってあがる真夜中になるのです

短歌日記

短歌日記

靴下がだけがやさしい夜でした。あたしが君を知らない時の

短歌日記

「す」のあとに「っ」が付くくらい「ごく可愛い声」に耳ったらダンボになる

気になって再開の試みを確かめに意識していく純喫茶

小雨、ふとあたる朝からの傘占いを受け入れている前髪

マイクが伝う"いいよ”って歩道の進めを学童に促すひとり

鈍い音パチパチパチとネイルの爪を切ってます また塗るのです

トリミングしている君の腕さばきを惚れぼれと見ているミラーの、
#短歌 #日記

短歌日記

こころあたりは挙手してよ この猫迷い子の飼い主をさがしています

夕暮れと夜のあいだのライトです微妙に悩む車中のわたし

微かにキュッと実際の音が聞こえて安堵の個包装が鳴る
#短歌 #日記

短歌日記

警察24時だねって突然に話しかけてくる君にもビビる

怒鳴り声が聞こえてくるから早いとこバスに乗りたい繁華街

ゆうぐれにオレンジペコを飲み干しておんなじねって遠く地平線

思い詰めたら頭痛になるよ 報われないそして離れるならば

君の秋 終わる示しに紅葉が舞うひらひらとてのひら紅葉
#短歌 #日記

短歌日記

トラベリングの三歩目に君がいたなら何を言おう 見ているだけの、

BABA的な気分でさがすbabyを目で追う浄化の処方箋

微々のキモチがビビっとわかる繊細な気弱が強ぉくなあれ
#短歌 #日記

短歌日記

実はなぜテキストなのかと思ってる問いをnoteに投げかける

カフェオレの気分に占領ラテだって味覚不明でぼんやり真顔

雨ぽつり見あげた傘のあなぼこに忍耐ないねと嘆いた昨夜

霧がかるビル群に晴れの予定を期待してハズレたのでした

ゆるゆるの髪ごとつつむぐるりマフラーに嫉妬している雨の轟音
#短歌 #日記

短歌日記

頭痛などなんでもないふうよそおって会話をつなげる嘘の、快

高速を走りぬけてく雨の日の水飛沫に絶叫東京

ホットアイマスクを頭上に掲げどこいったなんて言わないめがね

指先でいくほど早々うけいれるin nightの温もり

マスカラに沿ってくカーブパピプペポ
#パピプペポ川柳 #短歌 #日記

短歌日記

まぶしさが睡魔を連れた陽当たりの個室でひとり 凛と目を開ける

朝イチの落ち込みに埓があかないこだわりを捨て去りたいの

告るとか性にあわない澄まし顔したためているいつでもいまも

お気に入りぜんぶぜんぶいなくなったあの頃をわたしは知っている

畳み方おぼえられないいつだってアリスが怒るエコバックです
#短歌 #日記

短歌日記

突然の蚊の目覚めです 掌でぱちんと鳴らすアイコスの夜

からっぽをひろげていくの英訳のびーじーえむに謝謝です

ビューラーの替えゴムを買っていく気もせずに延期と決めたのでした

珈琲の苦さがあまいやさしさで包んでくれる寄り道でした

目が覚めたお風呂あがりにできたてのうたは口笛のよう寝息だ
#短歌 #日記

短歌日記

せっかくさ、掃いた小枝さえ落ち葉さえ自由をもとめ風にのってく

貸し切りのバスの夢から覚めていま止まりますボタンを赤くする

節電も 宣伝も ちいさくなり。帰路のイルミは今年もきっと。

点灯の確認などは本番一発勝負でしょうか煌く木

もみの木を運ぶこの冬のきこりバイトをタウンワークに載せている
#短歌 #日記

短歌日記

占いをあしたにまかせ筋肉痛の予定だけ(挙げているのだ)

抜けていく一漕ぎごとの自転車の風は秋から冬へ、いろつける

坂道がこうもきついとは記憶をさかのぼってく自転車でした

聞くみみはもってないけどそれなりにおしえてくれるSiriでした

ネギゆらすおっちゃんのバイクこえていく センターラインキイロを踏んで
#短歌 #日記