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労組満足度向上術 (12/16)書記局は共通性の高い部分をしっかり請け負う

書記長になり、なぜ1年で組合員の満足を向上させることができたのか?今回はそのポイントについてお話ししてみたいと思います。全部で16個のポイントに絞って全16回にわたってご紹介したいと思います。

後半戦のスタートはレク活動の見直しから

ポイントその9〜12はレク活動をどのように見直してきたか?

ポイントその13〜16は職場改善をどのように見直してきたか?をシェアしていきます。

ポイント12 書記局は共通性の高い部分をしっかり請け負う

執行委員や代表委員に仕事を任せて、どれくらい書記局がコミットしているか。これは非常に重要です。組合員のために役に立っていくためには、まず委員の役に立てないようではいけません。また活動をしっかりとサポートすることで信頼を作ることができます。委員にコミットメントを求めるなら、活動に対して真剣にコミットメントしなくてはなりません。

じゃあ何にコミットメントするか。活動の大枠のコンセプトをまず用意することです。執行委員や代表委員はやはり任期があって交代するものです。大枠のコンセプトを準備することは、やはり専従者が決定してご提供するのが筋です。使える時間が圧倒的に違います。ここを丸投げすると、活動の一貫性は損なわれますし、そもそも活動の収集がつかなくなってしまいます。

コミットメントすべき2つ目は、共通性の高いことです。組合の活動であれば、3つは書記局がサポートすべきです。その3つは、①アンケート・調査関係の知識とツール、②Web会議ツールの運営、③効果的なポスターや周知の仕方です。わざわざ毎回執行委員や代表委員が考える必要はありません。執行委員や代表委員が考えるべきは、組合員の声を吸い上げること、活動に結びつけていくことです。そして当日の実働。それ以外の部分は徹底的に書記局がサポートすべきです。その点をマニュアル化できているか?それによって組合の活動の品質が明らかに変わってきます。

なかなか時間が取れない非専従の方もいらっしゃりますが、その方々は特に効率よく実施する必要があります。活動のマンネリ化がしないように、作業の共通部分を維持したまま、表を少し架け替える。そんな工夫が必要だと思います。

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