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アフリカ最高峰キリマンジャロで高山病になって死にかけた話
2019年9月1日から9月7日
アフリカ最高峰(5895m)のキリマンジャロ登山に挑戦しました!
もう3年以上経っているので記憶がかなり薄いですが、
頑張って思い出しながら書きたいと思います!(写真多めでいきます)
キリマンジャロを一緒に登った仲間たちは、当時同期隊員だった8名が各国から任国外旅行の制度を使って、マダガスカル、エチオピア、ケニアからタンザニアに大集結しました。
(協力隊は年に20日間、自費で他の国※規定ありに旅行をすることができます)
タンザニア隊員の1人がキリマンジャロ登山のガイドやツアーを全部アレンジしてくれたので私たちはだた現地に行くだけで大変助かりました!
キリマンジャロ登山は、登山日数、コース、宿泊(山小屋かテント)を選ぶことができ、その内容によって金額が変わってきます。
キリマンジャロは基本的に通年登山ができますが、雨が少ない1月~2月か9月がベストシーズンとなっています!
主山小屋を利用する整備されたマラングルートとテント泊でほとんど未塗装の自然の中を歩けるマチャメルートがあります!
私たちは、標高1,800mのマチャメルートから出発しました!
ずっと登りっぱなしではなく、アップダウンを繰り返しながら頂上に向かうため、ゆっくり高所順応しながら進むことができます!また、往路と復路が異なるので、終始素晴らしい景色に感動しました!
ではここから、7日間の壮絶ストーリーをご紹介します!
〇0日目
みんなとキリマンジャロの下の町モシのホテルで合流
私たちのツアーは登山の前後1泊ずつホテルつき
それからガイドさんと登山ルートについての説明などブリーフィングがそのホテルで行われた(英語解らんし全然聞いてなかった(笑))
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そして提携してるレンタルショップに行って、防寒着や登山靴などを選んだ(これも全てツアー料金に含まれている)
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〇1日目
荷物をバスに積んで、レッツゴー!
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たまたま日程が丸被りしていた他の隊員グループの皆さんと同じバスだった!
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これで登山口まで向かう。登山前に軽食(お弁当)を食べた
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ついに出発!
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今回8名の私たちに対して、3名のガイド(常に一緒に登った)と私たちのテントや荷物、食糧を全部持って、先にキャンプ地に行ってテントやご飯を準備してくれるポーター、コックの皆さんが25名)計36名の仲間たちと共に!(なので私たちが持つ荷物は上着や水などの必要最低限)まだ服装は半袖。道は未塗装だけど傾斜は緩やかでハイキング気分
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思ったより時間がかかり、最後はヘッドライトをつけながら歩いた
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1泊目のキャンプ地に着くと、テントもご飯も用意されていた
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〇2日目
少し傾斜もありながら、みんなでうたったり喋ったりしながら歩き続ける
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2泊目のキャンプ地に到達
こんな感じで他にも沢山のツアーがテントを張っている
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着いてから時間があり、ここでポーターさんやコックさん含めたチーム全員で顔合わせ!みんなが歌ってくれたり踊ったり頑張ろうねーの会
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私らもカラオケしたり、歓談したりゆっくりと過ごす
この時は、まだ全然元気だったと思う
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ご飯は相変わらずボリュームたっぷりで美味しい
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※2日目と3日目はあまり記憶がなく、記録も残しておらず写真で(笑)
〇3日目
出発前にラジオ体操をする(笑)
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ポーターさんたちは脅威のスピードであがっていく、私たちの重い荷物を持って…
でもこの仕事、いいな(笑)
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ここら辺から景色が壮大すぎる感じになってくる「君の名は」の歌がまさにぴったりだ
確か高度順応日で、そんなにアップダウンはなかった気がする
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キャンプ地ではストレッチをして体をケア、
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登山中はシャワーなど一切ないので、水をあっためてもらい一応顔だけ洗う女性陣(笑)
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トイレなんてものはもちろんないので、道中はそこらでするけど、標高が上がるにつれて草木もなくなり岩の影に座ってする
夜は一応指定の場所があるけど、怖いし暗いしで実はテント出てすぐのとこに座ってしてた笑
その時上を見上げると見たこともない星空が広がって幸せだった
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◯4日目
朝ごはん(ちょっとみんな疲れ気味)
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ポーターの1人が体調崩し、急遽下山することになった。そのためそのポーターの荷物を皆んなで分散して待たなければならず、ちょっともめてたところ(笑)
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そして私も…なんだか体調がよくなかった
そして道も崖のようなところもあり、助け合いながらゆっくり進んでいく
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キリマンジャロの全貌もはっきりと見えてモチベーションがあがる
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雲の上の世界は想像以上だった
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そして迎えた4日目の夜
(ここから当時のメモが残ってた)
テントの中で震えと吐き気が止まらずほぼ寝れずに朝を迎え体調最悪
◯5日目
食欲もなくて38.5℃の発熱にだるさマックス、頭痛、腹痛もう完全に高山病笑
メインガイドのバルナに報告した
高山病は命にも関わるし途中離脱かと思ったが…
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わたし行くらしい。笑
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思い出したくないくらい調子悪かった
他のみんなは怖いくらい元気満タンだった
みんなの歌に励まされ、一番後ろにつきなんとか無言でついてった(笑)
しかし道中耐えきれずにゲボる
世界遺産になんてことを(笑)
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なんとかアタック前の最終キャンプ地(4,640m)に到着
着いてから全く動けず、バルナの指示でひたすら寝て大量の水を飲む。食べ物なんて喉通らない
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その晩の24時頃アタック開始🏔
あ、わたし、行くのね。笑
真っ暗の中、ヘッドライトをつけて出発
しかしすぐ下痢(世界遺産になんてことを)頭痛、吐き気、そしてとてつもなく極寒
酸素も全然なくて、ゆっくり歩いてもすぐ息切れる
何度足が止まる
ガイドが、仲間が
手を引いてくれて背中を押してくれて助けてくれて前に少しずつ進めた
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苦しくてあったかくて泣きながら歩いた
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残り3時間くらい?の時頃から視界がぼやけはじめた
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朝日が昇り6日目の朝
なんと、登頂成功
みんなと登り切れた
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だが、着いた頃には喜びとかより、もう視界全てがボヤけてまじ見えなく意識も朦朧
ここが頂上だけど、奥に進むと氷河が見える最高地点がある
皆んなはそこに進む
温暖化の影響で数年後には氷河が見れなくなるらしい。見たかったけどしょうがない
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私はもう歩けないし前も見えなかったのと、バルナについに下山宣告を受けたので(笑)
1人のガイドに身体を委ねてキャンプ地までほぼ引きずられながら急いで降りた
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道中何度もタンカで運ばれる人がいた
ヘリコプターもみた
そんな危険が隣り合わせだけどそれ以上き
キリマンジャロに登る価値は確かにあった
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キャンプ地について、みんなが来るまでテントで休み少し回復
みんなと合流してそのまま下山開始
私はついに手ぶらとなり笑
なんとか歩いて下山していく
ただ不思議なことに標高が低くなるにつれて視界が良好になり体調も回復していった
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そして6日目 最後の夜
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◯7日目(最終日)
朝ガイドやポーターさんたちにチップを渡す
ガイドさんたちは最後まで一緒だけど、ポーターさんたちとはここでお別れ
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そしてひたすら下山していく
足元が緩くて転びまくる
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全員無事に下山完了
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ホテルに戻って7日ぶりにシャワーを浴びた
4回くらいシャンプーした
そして皆んなでレストランへ
うんめぇ
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そのまま後泊でホテルに泊まり
翌朝それぞれ別れた
どうでしたでしょうか?
当時は登ってよかったと思ったけど
もう一生登らないとも心から思いました笑
ただ人は時間と共に思い出を美化してしまう生き物で、辛くて死にそうだったはずなのに、また登りたいという気持ちがフツフツでてきているのです笑
高山病は体質も関係あるし、普段住んでいるところの環境(標高)も関係あるのでまた同じ目に遭う可能性は高いでしょうね。
でも本当に価値のある7日間でした
またあの景色が見たいなって思ってます
一緒に登りませんか?笑
高山病予防薬あります!
他のみんなは終始元気いっぱいでしたので、基本的に大丈夫だと思います!
私も薬は飲みましたけど!!!!!!笑
まぁ、最終的に登れたし、生きてるしいいですね
一緒に登ってくれた同期のみんなありがとう!
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そしてボロボロの私を登らしてくれたバルナありがとう!
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次は氷河まで行きたいな
最後に金額は前述したように6泊7日のツアーと前後ホテル泊、衣服などのレンタル代全て含めて1人1390ドル程でした!(チップ代は別)
ちなみに追加で、使用した会社は
gaia africaってところです!
協力隊員は結構ここを使っているようですのでご参考までに!
以上です!
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