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無意識の領域に気づく

今日も自宅にてのプライベートセッション「アーサナのきほん」をやっていました。

全6回の「アーサナのきほん」はプライベートでのプラクティス。
アーサナの機能的基本的な練習から、その人の身体に必要なことを一人一人に合わせて提供していきます。
最終的には一人で自分に必要な練習をできるようになるのが、このセッションの目的です。

今日のセッションの中で、また改めて気づいたことを書いていきます。

元々持っている特性を知る

何度もお話ししていますが、人の骨格にはそれぞれ個性があります。
その元々持っている身体のベースとなるものが違えば、基本構造は同じとは言え、その上に乗ってくる筋肉や脂肪、筋膜や皮膚は全て違います。

それにより、身体の動かし方や意識の必要な部分が異なってくるのは当たり前のことですね。

大きな可動域を必要とするようなアーサナで支障が出てくるのはもちろんなのですが、重要なのはもっとベーシックな強度の低いアーサナです。
骨格からくる影響はそういったアーサナでも十分出てきます。

そのほんのちょっとの代償に気付けるか?
そしてそこを補正するためにどういった意識やアクションがその人には必要なのか?

そこを明確にするためにも、骨格特性を知ることは必要なのです。

特に、その骨のラインを整えることにより、生体力学的な力の方向性を整えることができます。
逆に骨の配列を整えることができなければ、アーサナは身体をより歪ませていく方向に働いてしまうことも十分あるわけです。

まず自分の骨格特性を知り、陥りやすいミスアライメントを知り、身体に負担なくそれを整えていく術を知る。

そこがファーストステップになります。

自分の使い方の癖を知る

そして、その骨格の配列や上に乗っている筋肉に影響するのは、骨格の形だけではありません。
日常の生活での動作の癖が次に大きく影響していきます。

大抵の人には、無意識の癖というものがあります。
いつも同じ側で持つ荷物、抱っこの時の腕、長時間することが多い体勢、長年やっていたスポーツ、いつも練習している楽器…

その無意識にいつもやっている形によって、姿勢の癖はもちろんのこと、筋肉も得意不得意や左右差が大きく出てきます。

結構、自分では思っても見ないところで身体への影響があることって多いです🤔
アセスメントをして、問診をして初めて「あーそういえば…」というふうに気づく方が大半です。

そういった身体の使い方というものは、アーサナを行うときにももちろん出て来るものです。

「なんでこっちは取りづらいんだろう?」
「なんでこのポーズは安定しないのかな?」

その原因は、柔軟性や筋力が足りないのではなく、あなたの身体の使い方の癖にあるかもしれませんよ。

まず無意識に気づく

自分の骨格特性+そして日常の生活での動作の癖=現在の身体 です。
言うなれば、身体での無意識の領域はその二つの部分。

要は何も意識しなければ、自然と向かっていく身体の状態や傾向がその領域なわけですね。

そこがあまり好ましくなく、変えていきたいのであればどうするか?

答えは簡単。
まずはその存在を知った上で、そこを意識に上げ続けること。

ただね、これは簡単なようでとても難しい。
今まで無意識だったものを常に意識し続けるなんて、初めはまあ、無理でしょうね〜

なので、そこのファーストステップとしては、その無意識に気づくこと。
いきなり理想の形にパシッと入るためには、その行動の直前・瞬間にその無意識が意識に上がっている必要があります。
でもまず、ファーストステップでは行動の後でいいから、気づく。

「あ!やっちゃった〜」
というふうに、終わった後でいいから気づくのです。
そしてそれを繰り返していくこと。

それを繰り返していくことで、だんだん気づくスピードが上がってきます。
初めは1日の終わりで。次は終わって少し後。さらに次は行動の直後。
そこから行動している瞬間に気づくようになり、いつしかやる前に気づけるようになります。
そこまでいったら、その行動は無意識のものではなくなっていきますよね。

無意識と意識の境目を無くす

それを続けていけば、身体は確実に変わっていくのは目に見えています。

こういった身体のセッションに限りませんが、無意識を知るということからスタートするので、やはり他人の力がある程度必要になるわけですね。
自分でも気づくことは不可能ではありませんが、とっっっても時間がかかると思います。
そこは素直に人の手を借りましょう😅

細かいところまでの分析が必要なものは、やはりグループセッションより、プライベートセッションが確実にオススメです。

表面的な問題だけでなく、根本的な原因まで可能な限り寄り添う。
そんなセッションを心がけています😌

何か悩みがある方は、ぜひ一度身体を見せて欲しいなと思います🤍

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