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ヨガは万能か?

本日も、自宅にてのプライベートセッションをしていました。
今日の生徒さんは、遠く長野から😳あり難いことです。

なんでも、その方の知人がInstagramで以前から私と繋がっており、その方伝いで私のことを知っていただき、興味を持っていただいたということ。
こういう時、ホントにSNSやってて良かったな〜と思ったりしますね。

今日はまた、セッションをしながら改めて思ったことについて書いていきたいと思います。

ヨガをする目的はそれぞれだけど

以前もポストで、ヨガをする目的は人それぞれ違う、ということを書きました。
ダイエットをしたいとか、ボディメイクの一環としてとか、自分の限界を知りたいからとか、鍛えたいからとか、単に楽しいからとか、心のメンテナンスとしてとか、…もういっぱいあるでしょう。

でも、アーサナの練習ということに関しては、その中である程度一貫していることはあるのではないかと私は思っています。
それは、「自分の身体を良くしたい」という目的です。

恐らくですが、皆何かしら自分の身体に良い影響があることを期待して、アーサナの練習をしているのではないかと思います。

自分の身体への良い影響と言ってもたくさんありすぎてわかりにくいですが、悪い影響となるとどうでしょうか。
何かしら傷めるとか、怪我をするとか、そういった機能的に問題が起こるようなことですよね。

逆説的に言うと、自分の体への良い影響とは、
「身体を痛めない」「怪我をしない」「機能的に問題を起こさない」
それが大前提としてあると言えるでしょう。

何がその問題を引き起こしているか

要は、「身体を痛めない」「怪我をしない」「機能的に問題を起こさない」を前提として、何かしら今現在身体に問題があるのであればそれを改善し、特に問題がなくてもより良い状態を目指すのがアーサナの練習をする目的と言えるでしょう。

では、何をすれば現在の問題が改善したり、より良い身体の状態になったりするのでしょうか?

それはまあ、人それぞれですよね〜🤣

どこかしら筋肉に緊張がありすぎてそれが問題を起こしている人は、まずそこを緩めないといけません。
筋力が無さすぎたり柔らかすぎて問題を起こしている人は、筋肉を鍛えないといけません。
身体の使い方が間違って問題を起こしている人は、その学習をしないといけません。

なぜその問題が起こっているか?はその人により違います。
当たり前のことですね。

その目的に合う手段は何か?

原因により、必要な手段が変わっていくのも当たり前のこと。

緊張・拘縮した筋肉を緩めたい!→?
筋肉を鍛えたい!→?
正しい使い方を学びたい!→?

それぞれ矢印の先にあるものは、なんでしょうかね?
別々で考えると、それぞれに適したものが考えられるでしょう。

そこに対応するときに、自分の中に選択肢がなければ、それを全て一つの方法で対処していくようなことが起こるわけですね。
これは特に、指導者がクライアント/生徒さんに対するときに、なかなかに致命的だと思っています。

だって、他にいい手段があるのに、それを提供できないということですよね。
それって、生徒さんにとっては機会損失以外の何者でもないわけです。

だからこそ、身体に関しての何かしらのセッションをする場合というのは、たくさんの引き出しを持っていた方がいいですね。

万能なものはない

ヨガに話を戻すと、ヨガはボディマインドスピリット…ということで比較的守備範囲が広いものとして捉えられています。
イントラさんにはヨガマンセーのように傾倒している方も多いですね。
とりあえずヨガやっときゃ良くなるよーみたいな。

でも、ヨガは万能ではありません。
というか、万能なものはありません。

身体に関していうのであれば、
筋力が必要なのであれば、ヨガである必要はありません。
柔らかすぎる人は、ヨガをやらない方が良い場合もあります。
基本、ヨガは伸長性収縮で何かしらのストレッチを行なっていく形が多いので、必然的に柔軟性が上がりますし、柔らかい人はその柔らかさだけでポーズを取れてしまうので、狙った筋力が発揮されない場合も多いです。

筋緊張を取りたいのであっても、別にヨガじゃなくてももっと緩める方法はあります。
上記したようにヨガは柔軟性が上がるので、筋肉を緩めることはできるのですが、筋緊張が強すぎる場合は、狙った場所が思うように伸びないことも多いです。
その場合は、何かしらマッサージやリリースなどを他力で行った上でストレッチを入れないといけないこともあります。

正しい使い方の学習という面でも、ヨガもとても良いのですが、比較的マルチタスクすぎて難易度が高めです。
だとしたら、まずは本当にシンプルで負荷の低いトレーニングの方が自分で動作を確認しやすいですね。

まあ色々書きましたが、言いたいのは一つの方法に固執しない。ということです。
そして、目的を見失わないこと。
目的を認識し続けて、広い視点を持ち続けていれば、自ずと必要なものは見えてくるでしょう。

万能なものはありません。
その生徒さんにとって、何が一番いい方法なのか?
それを自分に問い続けていきましょう。

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