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揺らぎをコントロールする

度々書いていますが、今日もまたFRPのレッスンを受けていました。

元々ローラーを使うピラティスなので、あえて不安定な要素を作り、そこを自分でコントロールすることにより必要な部分を強化していきます。

グラグラふらふらしてることがミソなんです😏
その中で自分でニュートラルを探っていきます。

今日はそんなニュートラルのお話を。

様々な世界でのニュートラル

ニュートラルという概念は、いろんな分野で重要だと言われていますね。

陰と陽の間、中庸。
プラスとマイナスの間、ゼロ。
positiveとnegativeの間、nutral。

ヨガでも、タマスとラジャスの間、サットヴァという概念があります。

どの分野でも共通しているのは、その全てどれが善とか悪とかいうわけではなく、どれも必要で、全て同時に存在しているものだということ。
そして、その人それぞれによって、真ん中の状態というものは違う。
皆それぞれにとってのニュートラルがあること。

これが本当に重要なことですね。

ポジティブ思考でいなくてはいけない⁇

このポイントが本当の意味で理解できているでしょうか。

多くの人は、ポジティブ思考を良しとして、ネガティブ思考を悪だとして敬遠しますね。

上にも書いたように、このポジティブ・ネガティブには善悪はありません。
表裏一体、光と影のようなもの。
ネガティブがあるからポジティブは存在するし、むしろネガティブがないとポジティブは存在し得ません。

だから、人前でめちゃくちゃポジティブで「ポジティブでなきゃいけない!」と思っているような人は、内にめちゃくちゃネガティブを抱えています。
そのネガティブを「こんなネガティブだめ!」と自分で押さえ込んでますます強くしています。
だからこそ、表面上はとってもポジティブなんですね😅

でも、そんなのエセポジティブですよね〜
そういう無理なポジティブは自分を苦しめるだけなので、やめた方がいいかもね。

抵抗せず、どちらもあることを認めると勝手にバランスが整ってきます。
そして、自然と力の抜けた本来のその人らしさが見えてきます。
その方が美しいと思いませんか⁇

受け入れること

このどちらもあることを認める、ということが揺らぎをコントロールすることに繋がります。

「自分」というものの中でのコントロールは、どんな性質の自分も受け入れて認めることからスタートします。

コントロールといっても、揺らぎは消えることはありません。
常に行ったり来たりし続けるものです。
そこを力づくで止めようとしても、揺らぎを大きくしてしまうだけ。
どの方向への揺らぎも認めることで、結果揺らぎは最小限になっていきます。

そしてその揺らぎがあるから、私たちはその真ん中というものを認識できるのです。

揺らぎのコントロールを身体で体感する

身体での揺らぎのコントロールは、実際にそのニュートラルの感覚、揺らぎの真ん中の感覚を体感しやすいです。

FRPもそう。
ゆらゆら揺らぐ中で、それを止めようとする力と脱力のバランス。
どちらかに偏ってもバランスは取れません。
自分の身体でのバランスに入ることができれば、勝手に止まれます。

ヨガでもそう。
わかりやすいのはヘッドスタンド。片脚バランスポーズなどでも。
この揺らぎの考えからも、アーサナは完全静止するものではないと考えます。
固まる力では、無駄な力が入り、長くキープできない。
強いところ、柔らかいところ、それが共存することでバランスが取れる。
揺らげる=ニュートラルが掴めている。
固めないと維持できないのであれば、それはニュートラルが取れているとは言えないです。

そうやって、どこか一方に偏るのではなく、揺らぎを恐れるのではなく、楽しむこと。

そんなところにも、人生の楽しみを見出して欲しいなぁと思います🤍

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