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テレビ屋気取り #47「お笑いマンガ道場」


今回は自分がリアルタイムで見たことない番組について書きます。


紹介する番組:「お笑いマンガ道場」

1976年4月11日から1994年3月27日まで放送された中京テレビ製作の大喜利番組。

放送開始当初はローカル放送だったが、のちに全国ネットで放送されるようになり、毎年正月には特番が放送されるほどの人気番組となったようです。

先日、この番組に出演されていた漫画家の富永一朗先生がお亡くなりになり、そのことがニュースで取り上げられた際に、この「お笑いマンガ道場」についても触れられていました。

それを見ていた父親が、昔見ていたテレビを思い出して興奮し、懐かしそうにこの番組のことを語っていました。我が家では割と珍しい光景なのでとても印象に残っています。



斬新(?)な企画


「お笑いマンガ道場」というタイトルだけ聞いて、番組内容をイメージすることはなかなかできないような気がします。

マンガを取り入れたテレビ番組というのはいくつか見たことがありますが、「お笑い×マンガ×テレビ」という構図がどこか斬新かつ新鮮な気がして、それが昭和のテレビで実現していたと思うと、ますますその内容が不思議で仕方ありませんでした。

堂々と言うことではありませんが、あまりに気になりすぎてYouTubeで検索をかけてしまいました。さらに驚きなのが、当時の放送がいくつも出てきて、しかも再生回数も伸びているということで、時代を超えて人々の記憶に残っている番組なんだと思いました。



名司会・柏村さん


当時の放送を見ていて感じたこととして、司会の柏村さんの軽妙なトークと、回答者の回答に対する切れ味鋭いツッコミ(?)が見ていてとてもおもしろいということです。

大喜利番組に限らず、バラエティ番組のMC(司会)は芸人さんであることが多いです。
芸人さんなら多少の大回しや”うまいこと言ってやった感”は気になりませんが、どうしても普通のおじさんだとそれが鼻についてしまうこともあります。

お笑い芸人ではなくアナウンサーである柏村さんは、そのバランスが絶妙というか、穏やかなしゃべり方が”うまいこと言ってやった感”が気にならない要素なのかもしれません。


令和に復活!


中京テレビの回し者でも何でもありませんが、
今回「復活!令和もお笑いマンガ道場」として番組が復活することを、ここでお伝えしたいです。

当時番組を夢中になってみていた人も、自分のように放送当時を知らない人も、穏やかな雰囲気の中に笑いがある、いい意味で今の時代やテレビ、コンテンツにマッチしないこの番組を、ぜひお茶の間で家族みんなで見ながら笑ってほしいと、この先行配信を見ていて思いました。


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2021.08.08 作成

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