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結局、駅弁は君になる

東京→新大阪。
結局、君に決めた。ピカチュウよりもビガビガしてるぜ。

崎陽軒のシウマイ弁当だ!

しゅうまい、じゃなくてシウマイ。わからんけど、ネイティブなのかな?

以前、テレビドラマで崎陽軒の工場で撮影したことがあって、歴史なんかを学んだはずなのに。人ってのは、記憶が無くなっていくんだ。私の頭の中の消しゴムぅ!

さて。

950円よ。こいつ。

こいつがぁ!

大丈夫か。宝石箱や。こればっかりはもう、宝石箱や!
何が素晴らしいって、値段・味・量のバランスが抜群だよ。
もう一回言いまっせ?
これで、950円?
商売あがったりや! こんなことされたら!

あとさ、駅弁なんてものはさ、もうはっきり言っちゃうけどさ。そりゃあ、あれなのよ。正直、そこそこの美味しさなのよ。そりゃあ。あくまでもお弁当なのよ。

でもね、大切なことはナニ? って言われたら、ワクワクするっしょ? ってことよ。それが大事なのよ。wktkってやつよ。いかにwktkできるかってことなのよ。仮にwktkが死語だとしても、俺が殺させやしねえ。ザオラル! 50%で生き返れ!

950円という値段で、これだけの豊富な具をぶち込むその心意気にこっちのwktkは止まりまへんがな。もう過呼吸になっちゃう。動悸が止まらなくってよ。

しかもさ、ご飯も俵型のおむすびになってるわけじゃん。ゴマなんか振っちゃってさ。もう、ご飯だけモソっと入れてくれたらいいですよ。950円なんだから。って思うけど、こうしてくれてんじゃん。素敵。


これはオカズ部分のアップね。アップに耐えうるビジュアルですこと。8Kいや、12Kだって耐えちゃう。IMAXで見てくれ。4DXで見てくれよ。こいつを。この輝きを。

シウマイがみっちり5個。素敵。ダイヤモンドだね。
唐揚げ、玉子焼き、カマボコ、鮪の漬け焼き、さいころ型タケノコの味しみまくったやつ、そしてスイーツですアンズ。
さらに香の物として、昆布と紅ショウガ。

何度でも言うぞ。これが950円。黄色いBBOY!

私は、この宝石箱、いや宝箱とビールの500缶2本を合わせるのが大好きなのです。今から、私の幸せをあなた達にお伝えします。


まず、私のシウマイスタイル、シウマイ流儀はですね。
香の物は俵ご飯半分にぶっかけ! えいやあとぶっかけろ! 香の物はシウマイと合わせて食べてもセクシーなんだけど、私はご飯にぶっかけます。

そして、付属の辛子はシウマイ先生3個に対してブリブリブリっとかけます。残り二つはプレーンに頂きたいのです。醤油はシウマイ先生だけでなく、唐揚げ、玉子焼き、カマボコ、そしてご飯の残りにもピピピっとぶっかけます。シウマイだけにかけるにはしては量が多い。それは、こういう使い方をしろってことだろ? って、認識。

そしてお気づきですか? この時点でもうアンズはありません。私は食後にアンズが苦手。っていうか、アンズが苦手。でも捨てるのはもったいない。だから、この準備段階を始める前に、もうパクっと食べちゃう。無かったことにしちゃう。きっと、アンズが胃に優しいバフ効果を与えてくれるはずです。食欲増進とか。多分。

ここまで来たら、後は東京駅だの品川駅だので買ったサッポロ黒ラベルの500缶をプシュっとやっちゃいなよ。


まずそそり立つ、鮪の漬け焼き。こいつをカジカジしながらビールをグビリグビリとやっていきます。ジューシーなタイプではなく、こいつはしっかりと味がしゅんでるやつ。っていうか、本気を出せばこいつだけでビールなんて2本いけちゃうのよ。実際。
でも、私としてはシウマイ弁当とビール500缶2本が黄金比だと思ってる。ちなみにこの黄金比は非常に幅が大きくて、ビール4本までは黄金比としていいでしょう。

そんなことはどうでもいい。
まずは鮪をかじってグビリ、そしてカマボコをかじってグビリ、そしてタケノコをパクっとしちゃってグビリ。この三点を重点的に攻めます。
鮪、カマボコ、そしてタケノコを半分平らげたあたりでビール1本が消えてれば、それなりに気分も上々。かませDJってなもんです。

こんな感じ。

恐ろしいよね。もうビール一本飲んじゃって満足感も得てるっていうのに、まだシウマイはおろか唐揚げだの俵だのタケノコだの、こんなに残ってるんだぜ? 信じられねえだろ?

え、無限? これ、永久機関? って慄きながらビールもう一本プシュっと開けちゃいな。

そしたら、シウマイをかじり、ビールをぐびり、タケノコかじり、俵をがぶり、ビールをぐびり。つまりワシワシやっちゃいなよってこと。
シウマイは辛子でもプレーンでもお好きな方を。俵に関しては醤油だけのほうから私は頂きますね。大切なことは、無心。ガタガタ考えない。無心でワシワシ行っちゃえよ欲望のままに。

そうしたら、ここらへんで我に返る。
宴もたけなわです。楽しい時間は、あっという間。
エンディングまで泣くんじゃない!

ちょびっとだけ残ってるビールを、唐揚げと一緒にやっつけちゃう。抜群にあう。この唐揚げは冷たくてもしっかりと味があるタイプ。美味い。まんが道になぞるなら、ンマーイ!

そして、ビールをやっつけちゃったら後はもう突き進むだけだよ。お天道様の下を真っすぐな。

シウマイとタケノコ、そして香の物を搭載したご飯はこれだけでも十分オツマミになります。つまりビールは飲めちゃう。でも私は、これをちゃんと〆のご飯として頂きたい。

ぱっくんちょぱっくんちょ。ぺろんちょぺろんちょ。


ごめんね。汚くて。何が嬉しくてオッサンが食った弁当のゴミ見せられてんねんってなってるだろうよ。

我慢せえ!

ちなみに残ったのは梅。小梅。カリカリです。
私にとってはアンズではなく、小梅がスイーツ。これで口の中を爽やかにして、ご馳走様でした。

結局、シウマイ弁当がある限り東京→大阪間はこれに決まり! ってなっちゃう。
色んな駅弁に浮気したいんだ俺だって。駅弁プレイボーイになりたいんだ。
でもよお、こいつは俺の胃袋を掴んで離さねえ。

味もよし、値段もよし、wktkもよし。

完璧な布陣。

シウマイ弁当さんよお。次大阪に帰る時も、君に決めた!

俺をサポートしてくれたらどうなるか。 マニフェストを考えてみました。 頑張って幸せになる。俺が。 あなたを幸せにできたらいいな。 以上! マニフェストって、もう使わないですね。意味もよくわかってないけど。