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しりとりコミュニケーション : 日記

 しりとりしてたら寝ちゃったので昨日の日記を朝に上げる。

・私が現在異様ハマりしている「限界しりとり」だが、選ぶ言葉にはほとんど必ず対戦相手の癖が出るので、回によってまったく色合いが変わってくる。
「やまだはなこ」みたいな適当な名前だけ入力してくる瞬発力頼りの奴もいれば、真摯な言葉を打ち込んでくる相手もいて、実力が拮抗していると最後の数秒が本当に熱を持つ。ふと腕に着けてる心拍数を測るやつを見たら、まあまあすごい数字が出てた。

 時折、自分よりはるかにランクが上の相手と当たることがあるが、だいたい序盤で「なんか戦いにくいな」と感じる。相手の速度がものすごく早いわけではないのに、いつのまにか自分の持ち時間が減っているのだ。
 こういう相手はおそらく、語頭に来られると返しにくい言葉をあえて語尾につけているのだと思う。

 つまり、たとえば同じ「う」の七文字の言葉であっても、

 うんどうじょう(七文字)

 であれば、次は「う」から始まる言葉を考えればいい。「うさぎ」とから「うがい」とか。しかしこれが

 ウパニシャッド(七文字)
 
 だったら、「ど」から始まる言葉を返さなければならない。そんなん「ど根性ガエル」しかないじゃん。

 これの極端な例では、一度「き攻め」されたときはやばかった。なにを打ってもかならず「き」で終わる言葉を返されるのだ。ほら、履歴が終焉。

・そんな感じなので、学童で子どもとしりとりをしたら途中で子ども側の単語の引き出しがなくなり、自らオリジナルの文章を生成し始めていた。

 例 :
(私)アイスクリー
(子ども)むかしばなしをす
 ルイス・フロイ
 すいかを食べ
 ルバイヤー
 東京に家族で旅行す
 ルクセンブル
 くさいうんちを踏んで悲し
 インカ帝国
 
 このしりとり、子どもにとってわけのわからん単語を聞かされ続けるのが面白いのかわからず途中まで結構不安だったのだが、彼らとしてはそもそも相手がなにを言ったかなんてあまり問題ではないということ、どんな文章を作っても必ず二秒以内に返されるのがそういうAIみたいで結構楽しかったっぽい。

 ちなみに私はこのしりとりを別の子とおはじきで遊びながらやっており、しりとりに夢中になると怒られるので、
「る? 盧舎那仏。次のおはじきは○○ちゃんの番だよ。さーて勝てるかなー? また「る」? ルドルフ一世。あ、次のおはじきは私だね」
 とか言いながら相当必死の形相をしていたと思う。

・そして夜は妹としりとりをしながら寝落ちした。

・しりとりのことしか書けなくなっちゃった……

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