見出し画像

ルーローハン

ルーローハン!ルーローハン!ルーローハン!
とにかくルーローハンが食べたくなっていた。

打ち合わせに行く最中もルーローハンの事ばかり。
打ち合わせ中もルーローハンの事ばかり。
打ち合わせからお店に向かう時もルーローハンの事ばかり。

取り憑かれていたのではないだろうか。

僕が取り憑かれていたようにルーローハンを食べたくなったのは、
TVで台湾特集が放送されていたからである。

店に向かう途中で電車の中半袖短パンのわんぱくおじさんに遭遇した時も僕はブレなかった。

でも、本当は隣にいるわんぱくおじさんに何の曲聞いてるのと聞かれたらどうしようという、
マジで意味のわからない想像はしていた。

これもルーローハンのせいだ。

ちなみに聞いていたのはmonobrightの「踊る脳」だった。

目的の駅から飯屋まで向かっている途中に道の真ん中で、
パンツの食い込みを直すおじさんに遭遇した時は二度見した。

飯屋に到着し、ルーローハンと混ぜ坦々麺を注文した。

僕は元来好きなものは最後まで取っておく性分なので、混ぜ坦々麺を先に食す事にし、一口頬張った。
人生で味わった事ない痺れを経験した。

何を入れたらこんなに口が痺れるのだろうか、
口だけバネみたいにビヨンビヨンしている。

これはルーローハンを最後に残しておいて正解だった。

もうメインなのかチェイサーなのかよくわからなくなったルーローハンを貪りながらふと考えた。

どうして僕は食事は好きな物を最後に残しておくくせに、
日常の事は好きな事を優先して嫌な事を後回しにするんだろうと、、

今回は好きな物を最後にしておいて本当に助かった。
(別に坦々麺がまずいわけではありません)

すげえな、ルーローハンは人生も見つめ直してくれんだなって思ったとさ、、


ちなみに、ルーローハンがある店が探して探しても全然出て来ません
都内近辺で美味い店あれば教えてください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?