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2024年7月15日〜7月21日

7月15日(月曜日)海の日

久しぶりにフィルムカメラでも使ってみるかと、PEN-FTに古いISO800のフィルムを装填して出かけた。

もうマニュアルの絞りやシャッタースピードの感覚は忘れていたのでスマホアプリの露出系を頼りにしたけど、あまり正確ではないのかできあがった写真は全体にアンダーになっていた。
20年前に期限が切れているフィルムのためか、全体に絹目のようなノイズが入っていたのと、ハーフサイズなのでさらに粒子の粗さが強調されていて、できあがりの写真はとても見られたものではなかった。
まあ一度やってみないとどうなるかもわからなかったし、結果が見られてよかった。

撮影の途中、よくお昼を食べに行く老舗の喫茶店に入り、カウンターにカメラを置くと隣に座っていた紳士に
「いいカメラですね。OLYMPUSのカメラ、懐かしいなあ」
と声をかけていただいた。
父から譲られたものだと伝えると、
「ああ、やっぱりそうですよねぇ」
と、しばらくカメラ談義に花を咲かせた。

余談ながら、父からカメラを譲られた、と書くと良好な親子関係のように思えるかもしれないけど実際はそうでもなくて、父は他者とのコミュニケーションの取り方にひどく問題のある人だったので(過去形にしているが存命です)こんな風に自然に穏やかに初対面の人間と会話ができる初老の男性というのは自分が欲しかった父親像としてあこがれてしまうのだ。

そんなこともあり、気分よくフィルム一本48枚を撮り終えて現像に出したけど、結果は最初に書いた通り。
デジタルの、『見た瞬間シャッターを切る』という動きに慣れてしまっていて、場面場面で絞りやシャッタースピードを決めて撮る作業はなかなかもどかしくもあったけど、手にバシッとくるシャッターの感触や、フィルムの巻き上げの感触はとても気持ちよかったので機会を見てまたやりたいなー、と思った。


7月16日(火曜日)

帰宅中、駅のホームになんか落ちてるな、と思ってよく見てみたらひっくり返ったオスのカブトムシだった。なぜここに。駅の灯りに誘われたのかな。

こんな住宅街にカブトムシが住めるような雑木林なんかあったかな?と思いつつ捕獲。
そういえば商店街の先に、雑木林みたいに庭にうっそうと木が茂っている金持ちの家があったな。

とりあえずその家の裏まで足を運んで、木々の間にカブトムシを投げ込んできた。
また迷い出てこないといいけど。どこからきたのかは知らんが。


7月17日(水曜日)

毎週歯の治療費が数千円単位で飛んでいくのが痛い!
治療中は相変わらず肩に力が入ってしまって、息の仕方とかどうしようって心配になるけど、これだけ回数を重ねるとさすがに慣れてきたのか一つコツを掴んだ。
「信じてゆだねる」
だ。

いつか、キューンという痛みがくるかも…と想像して固くなっていたけど、先生は無数の患者さんを毎日診ているのだ。
「痛みがあったら教えてください」
という声かけに、(痛いケースもあるのか⁈)と勝手にビビっていたけど、そんなのは極めてレアなケースに違いない。言うなれば美容室の「かゆいところはないですか〜」くらいの声かけで、実際痛いことなんかないのだ。
美容室の場合は実際は足の裏がかゆかったりするけど言えないだけなので例えとしては少し違うけど。

何はともあれ、8月中にはひと通り治療が終えられるペースで進んでいるとのことなので、安心してお任せしよう。


7月18日(木曜日)

先日の朝、トイレに入ると床がびちょびちょだった。
夜中に寝ぼけて粗相でもしたかと一瞬ヒヤッとしたが、どうも温水洗浄機からポタポタと水漏れしているみたい。
すぐに管理会社に連絡したところ、修理に人を派遣してくれるという。

その日会社の上司と

「トイレって水圧高いから、経年劣化でそういうことあるだろうね。修理しにきてくれたけど、もう部品がないから全取っ替え、とかなりそうじゃない?」

「いやー、新品になるのはいいんですけど何度も立ち会うのも面倒なんですよね〜。その場で直して欲しいですわ〜」

なんて話をして半休をもらい、今朝修理に立ち会った。

午前中とはいえ今日の最高気温の予報は34℃。トイレの中は暑かろうと部屋の冷房を強めにした。

修理のためにきてくれた担当の方は、ファンがついていて外気を取り込めるジャケットを着ていた。間近で初めて見た!トイレ暑いもんな。
しかし、掃除の行き届いていないトイレだと、望まぬ臭気も吸引してしまいそうだけど…。
ちなみに我が家のトイレは昨夜ゴリゴリに掃除したから問題ないだろう。トイレはその家の顔を表すというし。知らんけど。

しばらくファン付きジャケットの「コォォォ」という作動音を聞きつつ作業を見守る。どうやら終わったようだ。

「ここですね、水圧のかかるところが経年劣化で弱くなってまして、交換パーツが既に製造終了しているので、機械ごと交換になります…」

すごくどこかで聞いたことある内容だったので思わず
「ですよね〜」
と答えてしまった。

ここからは管理会社との話になるので引き継ぎを済ませ、担当者さんは帰っていった。
次は管理会社からの連絡を待ち、後日機械の取り替えになるのだろう。

うう、面倒くさいけど新品になるのはちょっと嬉しい。
果たして管理会社とはどんな話になるだろうか。


7月19日(金曜日)

「ほぼ日」の糸井重里さんが自身の日替わりエッセイ「今日のダーリン」で、「書くことがない時に手を出したくなる魔法の壺」の話をしていた。

その正体は、『なにやら書きやすい不平やらを書き出すこと』だ。

世の中は不都合でできているのだから、その壺は書くことに困った時にいくらでもネタを提供してくれる。でも安易にその壺に手を突っ込んじゃいけないよ、というような話だった。

実は今日も一日中書くようなことはなかったのだけど、色々と不平を言いたくなるような出来事はたくさん起こって、ついそのことを書き出しそうになった。けど、そこには手を出さないほうがいいぞ、というそのエッセイを思い出してやめた。

毎日単調な繰り返しになってくるとつい「何か書きたいけど書くことないなー」となり、その壺に手を突っ込みそうになる。楽しくnoteを続けていくためにそこには手を出すなよ、ということだけは肝に銘じておこう。

過去につい書いてしまった愚痴やら不平不満は戒めとして残しておきつつ…。


7月20日(土曜日)

36℃の灼熱の中、フラフラと出かけてきました。
しばらく友達とクライミングをしたあと、電車に乗って帰るまでの10数分に雷雲にのみこまれ、外は豪雨に。
最寄駅のスタバでしばらく(結局2時間くらいだった)おしゃべりしてやり過ごし、雨も止んで晴れ間も出てきたので帰宅。
家に着いた途端にまた雷が鳴り始めて雷雨に。

一日、巧みに雷雨を避け続けただけという日。


7月21日(日曜日)

今日は一日予定はないし、朝からペペロンチーノとガーリック味のポテチというニンニクの盛り合わせみたいな食事ををしてしまおう。ところが午後、友達にお誘いを受けて少し外出。
友達には事前にニンニク申告をしておいた。「全然わかんないよー」と言っていただいた。
ただ、もしかしたら気を使ってくれているだけかもしてないので、なるべく風下に入ったり、やや緊張感のある一日だった。


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