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2024年6月10日〜6月16日

6月10日(月曜日)

朝起きて電車に乗り、会社で仕事をして帰る。何もない一日。
でも実際は何もない一日なんてなくて、気持ちを掘り起こしていけば一日の中で様々な感情の動きがある。それを書きだしていけば、ちゃんと日記になる。

「まるで別のだれかを観察するようにね。泣いたり笑ったりおしゃべりしたりしていた『あのときの自分』を、ある程度時間を経た『いまの自分』が淡々と描写していく。そうすれば手が止まるようなこともないはずだよ」

「さみしい夜にはペンを持て」古賀史健 著


あー、でもわかりやすく面白いことがあった日はいいけど、自分の感情の動きを書き出すような日記はどこか生々しくなりそうで、誰にも見せない日記ならいいんだろうけどnoteのように公開する場所に書くのはためらってしまうな。

読む人はもしかしたら、そういう文章こそ読みたかったりするのかもしれないけど。


6月11日(火曜日)

この文章を書いている時点で日付は変わっている。
終電に揺られながらスマホで書く。

今日は結構な物量の仕事を手伝ってもらって、想定していたより早く帰れそう、と思っていたんだけど、最後にあがってきたデータをチェックをしていたら盛大に全データ共通でミスっているのを見つけて一人修正作業に追われていた。

けっこうくどめに、ここ気をつけてね、とお願いしていたところをピンポイントでミスってたので逆に笑えてしまった。
結局今日の分は間に合わなかった。続きは明日、なるようになる。

平日の終電車。みんな疲れた様子。車内の半分くらいの人は目をつむっている。
突然目の前に座るサラリーマン風の男性のスマホが放物線を描いて飛んだ。
その人は座って目をつむりながら、片手に持ったスマホをダラリと体の前にたらしていた。
眠りに落ちてボトリとスマホを床に落とすものと思っていたが、そのスマホが飛んだ。

人は眠りに落ちる瞬間、身体が「ビクッ」っとなる現象を起こす。この男性も「ビクッ!」を強めに発現させ、その拍子に力が抜けた手首に絶妙なスナップが効いてスマホを飛ばしたのだ。

一日の終わりに貴重な現象を見られた。


6月12日(水曜日)

最近ゆっくり食事を取る時間がなかったんだけど、先日体重を測ってみたら2キロほど落ちていた。これはこのまま目標体重いけるんじゃないか?と思っていたんだけど、今日改めて測ってみたらなぜか3キロ増えていた。暴飲暴食みたいな事は何もしていないのに。

もしかしたら1日中ずっと座っているから、ただでさえ低い基礎代謝がさらに落ちているのかな?
ちょっとお腹空いたから夜食でも…と思って冷凍庫開けたら保冷剤しか入ってなかったし、ほんとになんで太るのか謎すぎる。


6月13日(木曜日)

久しぶりに空が明るいうちに帰路に着いた。
久々に見る夕暮れの空がとてもきれいで空を眺めながら歩いていた。
もうすぐ夏至だ。


6月14日(金曜日)

なんとかやり切った。
ダメかも、と思っていても、目の前にあることを一つずつこなしていけばなんとかなるもんだ。なんとかなっちゃうから、なんとかしてくれるだろう、でなんとかさせられちゃうってのもあるんだけど。

自分一人では無理だった。
助けてくれた同僚に感謝感謝。

駅構内のポスター職人のみなさまも遅くまでお疲れ様です


6月15日(土曜日)

朝は少しゆっくりして、昼から友達とクライミングに行った。
家でゆっくり体力を回復させようかなと思っていたけど、体を動かさずにはいられなかった。
指皮はすぐ削られたし足もつったけど、帰りにのんびりお茶なんかして、週末はこうでなくてはな〜、と生きてる〜って感じがした。

ホームドアのそこ、開くんだ
最近モンブランに目覚めたという友達。ぼくはまだ目覚めていない。


6月16日(日曜日)

今日はいつものカフェでトーストとコーヒーいただきながら、なんか植物園行きたいなーと思ったので新木場の夢の島熱帯植物館へいってきた。
入館料250円。格安。
地下鉄で新木場に降り立ち、植物館まで歩く途中でアーチェリーの競技会をやっていた。生のアーチェリーの試合、初めて見た。

梅雨はどこへ行ったのか。夏の日差しに緑が眩しい。
矢を入れる箙(えびら)にもいろんな形状があるみたい
今回の目的地


券売機でチケットを買うとまずレシートが出てきて、ワンテンポ遅れて入場券が出てくる。僕はレシートだけ持って鼻歌混じりに受付にいったら
「これレシートなんですー」
と言われ慌てて券売機に戻った。

これは間違うよね?


こちらを訪れるのは10年ぶりくらいかな?前回は田中一村の展示をしていてそっち目当てだったので、今回は館内をじっくり堪能した。
熱帯植物、なんでこうなった?の感じが面白い。

お楽しみコーナー
蓋つきでかわいい
ベトベト系も渋い
ベトベトでくっつけるだけというシンプルさが潔い
ちびウツボカズラかわいい
王者らしい、いいビジュアル

その後、そのまま帰ろうかと思ったけどなぜか魔がさして荒川を歩いて渡ってみようと思ってしまい、30度を変える炎天下、首都高脇の橋をてくてく歩いて渡り、葛西臨海公園まで到達したところで力尽きて帰宅した。

今度は新宿御苑の温室にも行ってみたくなった。

このあたりで引き返せばよかった
なぜ人はどこにでも落書きをしたくなるのか
プラント好きとしてはご褒美
葛西臨海公園駅の構内は高架丸出しのビジュアルが不思議

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